2004年09月28日

明日いよいよ司法書士試験の合格発表です。

明日いよいよ司法書士試験の合格発表です。気持ちが高ぶって、夜眠れない受験生も多いのではないでしょうか?明日実際に法務局に見に行かれる方もいるでしょうし、法務省のHPで確認される方もいるでしょうが、いずれにしてもドキドキですね。私の場合は、合格発表を確認する前に、ポストに合格通知がもう配達されていました。ちょっと拍子抜けしましたが、やっぱりうれしいもんです。

今はどうか知りませんが、私の時は合格通知は普通郵便で届きました。迫力0です。そしてこの合格通知が口述試験の受験票を兼ねていました。記載内容はたぶん同じだと思いますが、『1 平成16年度司法書士試験筆記試験に合格したから通知する。 2 平成16年度司法書士試験口述試験の受験票(裏面)を送付するから、受験の際持参されたい。』みたいな文言が載っていると思います。届くといいですね!

受験生の皆さん、明日朗報お待ちしております。合格していれば、後は口述試験のみです。もう一息です。遺言関係の続きを書こうと思いましたが、月末でドタドタしているので、今日はこのへんで。

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2004年09月07日

うちのグループ全員受かってました。

私がチューターをさせてもらったグループ全員が無事考査合格しました。合格率が今回低かったので、グループ内のだれかが不合格になっても不思議ではありません。全員から合格の連絡を受け、正直ホッとしました。というのも、今回の3回目の特別研修は、私自身の考査から1年を経過してます。うまく教えようとしても、当時の記憶が曖昧になっている部分もあります。また考査合格後、ご存知のように積極的に訴訟業務を行っていた訳でもない私がチューターでうまく機能したか疑問もあります。他のグループがほとんど合格して、うちのグループだけ不合格者続出となると、当然チューターの責任になってきます。研修中1度も飲みに行くこともなく、真面目に取り組んだ甲斐がありました。

新人研修と違って、特別研修は参加者の年齢・経験・合格年度がバラバラです。司法書士試験合格したばかりの経験のない若い子もいますし、もう記憶力がないと歎く開業何十年の大御所(但し、司法書士試験から何十年も経過している)もいます。そういったバラバラのレベルの参加者を画一的な研修で全てを合格させるのは非常に難しいです。合格率が7割切ったのも仕方ないかなとも思います。
でもうちのグループは全員合格なので、誰に気にすることもなく祝賀会が開けます。早速来週やることになりました(笑)。

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2004年09月01日

気になる合否

先程、第3回特別研修で私がチューターをさせてもらっていたグループの一人から電話がありました。考査自体はずいぶん前に終わりましたから、すっかり考査のこと忘れていましたけど、やっと今日の夕方考査の合格者が発表されたようです。電話の主は幸い合格したとのこと。良かった良かった。グループ全滅だったりすると、「チューターが悪いんじゃないの。」とか言われそうだったので、ちょっと安心です。他の受講者はどうだったか気になるところですけど、さすがにこちらから連絡することもできません(笑)、もしこの日誌を読まれていたら、是非ご連絡下さい。合格祝賀会やりましょう!!

さっきまで法務省のHPが混んでてアクセスできませんでしたが、やっとデータを入手しました。
今日発表された法務省の資料によると
考査受験者数(A) 3351名
認定者数(B) 2342名
認定率(B/A) 69.9%

前回、前々回と比較すると、ちょっと合格率の低いのが気になります。確率でいくと、うちのグループから1人は落ちるデータですけど、どうですかね。。。うちのグループは絶対全員受かってる!と思ってましたけど、ちょっと不安になってきました。

今回は司法書士会の有名人が多数受験されましたけど、こちらの合否も気になるところです。

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2004年08月23日

債権譲渡登記 完結

一般の方には、なんのこっちゃという話を続けてしまいましたが、これも今日で最後です。連日のメダル・ラッシュでネタがないため、お茶を濁させてもらいました。

数時間経過したある瞬間、「これか。。。」あるミスに気づきました。
債権の譲受人は、タックスヘブンであるケイマン等に本店のある外国会社がほとんどです。これらの会社名は当然カタカナ。
入力する会社の商号がカタカナの場合、例えばエイビーシー・コーポレーションの法人名には「エイビーシー・コーポレーション」そのふり仮名は「エイビーシー・コーポレーション」ではなく「エイビーシーコーポレーション」。そうです。『・』が多かったのです。いくらやっても、これじゃ気づかないです(笑)。
恐る恐る債権チェックのソフトにCOMMONファイルを入れます。

数秒後。

「検査は正常に終了しました。」とのメッセージが表示されました。時間を見るとやり始めてから24時間が経過してます。
データファイルさえできれば、こっちのものです。あとは簡単です。普通の登記と違うことが多いのですが、なんとか無事完了です。

当時、この仕事を安請け合いした相手方の会社には、こんな苦労した話はしませんでした。良く覚えていませんが、たぶん強がって、「楽勝でした。」みたいな話をしたと思います(笑)。
今では債権譲渡登記用のソフトも発売されてますので、私がやった頃の苦労をする必要はないと思います。今後初めてやられる方、気合いを入れてやるより、ソフト買ったほうが楽です(笑)。

P.S.
あとこの登記、対抗要件の関係で、登記事項証明には何時何分と登記申請した時間まで記載されます。「朝一番で申請してくれ。」と言われているのに、朝寝坊したのはすぐ分かります。気をつけて下さい(笑)。

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2004年08月20日

債権譲渡登記のつづき その2

メダル・ラシュが続いてます。テレビで深夜まで応援しているので、不摂生がたたり、とうとうまた風邪を引いてしまいました。週末安静にします。
今日から、ここ麻布十番では麻布十番祭りです。去年は3日間で30万人の人出だったようで、東京の下町風のお祭りでは最大規模です。(安岡)力也を初めとして、芸能人も大勢きます。地下鉄の駅が出来てから、人出も多くなり、お正月の明治神宮並みの混雑です。遅くなると帰るのに一苦労しますので、今日はとっとと帰ります。

さてつづき。
エラー・ログを個々確認すると確かに1スペース少ない箇所とかがあります。入力の最初の部分で間違えると、後のデータは全部1スペースずれてしまいますから、3000のずれがあっても仕方ありません。「ああ、これが原因か。」とちょっと安心し、該当部分を訂正し、再度チェックします。

エラーの数2800。溜息しか出ません。
何度見ても入力ミスは無さそうなのになぜ??またしても1行ずつ丁寧に見るしかありません。朝方までかかってもまだ完成しません。こんな遅い時間、事務所には私一人です。集中力も切れてます。疲れているからだろうと、その日はあきらめ、一旦寝ることにしました。もうぐったりです。パソコンの画面を見っぱなしの目はもうショボショボです。

次の日、気を取り直して、再度CREDITファイルに向います。しかし何度やってもダメ。
仕方ないので、法務局に問い合わせの電話をします。でも何を質問したら、解決するのかわかりません。結局問い合わせしても、うまくいきません。
ほとほと困り果てました。
つづく。

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2004年08月19日

債権譲渡登記のつづき

暑かったですねえ。
今日の日本経済新聞は、まるでスポーツ新聞のようになっています。オリンピック関連の記事が大量に掲載される中、北島200平の金、良かったですね。昨日もリアルタイムで観戦していたので、睡眠不足が続いてます。

一般の方には興味があまりないと思いますが、債権譲渡登記のつづき。最初に債権譲渡登記をやったのは、まだ自分の知り合いの誰もこの登記をやったことがない頃です。このくらいの登記なら簡単。と安請け合いしたのが運の尽きでした。
申請したことのある人がいませんから、誰に聞くこともできず、法務省のHPで入手した資料だけを参考に作成しました。しかしこの資料が細かい細かい。このデータとこのデータの間はスペースが2個とか、こことここは4個間を空けるとか、ここでエンターキーを1回とか細かい作業の連続です。債権の数の分だけCREDITのファイルに入力していきます。1スペースでも入力ミスがあると申請できませんから、1行1行確認しながらの地味で根気のいる作業です。この時点でかなり遅い時間になりました。
一通りデータの入力が終わると『債権チェック』という法務省が用意したソフトで入力ミスがないか確認します。「これで完璧!」と自信を持ってチェックすると入力ミスがあるというエラーが出ます。エラーの箇所を確認しようとエラー・ログを見ると、なんとエラー箇所が3000個!!3000という数字を見て力が抜けました。「これだけ真剣にやって3000のエラーってなんだよ。」と文句を言ってもどうしようもありません。悲しいけど作業を続けることにしました。

つづく。

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2004年08月18日

リクエストにお答えして

連日のメダル・ラッシュで体内時計がすっかり狂ってしまってます。ちょっと体調がくずれてしまいそうです。(鼻と喉の調子がおかしい。。。)
誕生日が10日ほど過ぎましたが、今年は免許の更新があります。(今の免許の更新は誕生日を1ヶ月過ぎてもOKって知ってました??)暇なこの時期に行こう行こうと思ってはいるのですが、なかなか行けません。なんとか今週中には更新したいところです。

さて今日は掲示板にてリクエストのあった債権譲渡の話。(ネタ募集してます。メールでもいいです。))債権譲渡というと抵当権の移転だと思われる方もいると思いますが(一般の人でなくて、一般の司法書士の中では。一般の人でそう思っていたら、ちょっと怖い(笑)。)、今日は東京法務局中野出張所(日本でなぜかここだけ)に申請する方の債権譲渡登記です。以前何度か「今日は債権譲渡の日です。」と日誌に書いたこともあるので、民法の債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例だというのをご存知の方もいらっしゃると思います。(詳しくは、2003年3月31日(月) 債権譲渡登記の日の日誌をご覧下さい。)

この債権譲渡の登記は昔からあるものではなく、平成10年10月1日に施行された比較的新しいものです。司法書士の試験問題で出題されたこともありませんし(最近の問題をチェックしてないので、あったらごめんなさい。)、この登記をやっている事務所は、そう多くもありませんから、司法書士試験合格者や登録したての司法書士の方は、そういう登記があるのは知っていても全然イメージが湧かないと思います。当事者出頭主義の例外ですし、全国で中野の出張所のみの取扱ですし、貼る印紙は登記印紙ですし、データはフロッピーでの申請と例外だらけです。

つづく(←せこいなあ(笑)。)

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2004年07月20日

後見人の仕事

3連休中にあったお話です。(あくまでもフィクションです。以下の記述は事実と異なる部分があります。)今回は長い話ですが、本当に面白い話ではないので、興味ない人は読み飛ばして欲しいと思います。

毎月月初めは成年後見の日という話で何度か過去に説明させて頂いた事があったかと思いますが、司法書士の通常の登記以外の仕事に成年後見という分野があります。リーガル・サポートの法人後見委員会などの話も過去にしておりますので、私がこの分野のお仕事をやっているのはご承知だと思います。

先週よりの風邪で体調がいまいちの私は、この3連休で体を休めるつもりでした。そんな連休初日のことです。1本の電話がかかってきました。
「もしもし、鈴木さん(仮名)の後見人の原田さんですか?こちら警備会社○○○○の○○です。」
「はい、原田ですけれど。」警備会社からの電話でしたので、なんだろうと思いました。
「実は鈴木さんがご自宅でお亡くなりになりました。」
「えっ?。。。」
「鈴木さんがご自宅でお亡くなりになりました。」
(まさか。。。)あまりに急なことに頭の中は真っ白になりました。鈴木さんとは、2週間程前にもお会いしたばっかりです。
聞くと警備システムが作動したので、自宅に出向いた所、倒れている鈴木さんを発見したそうです。私が鈴木さんの緊急連絡先になっていたので、すぐに私のところに電話したとのことです。
「すぐ行きます。」そう言って電話を切りました。

頭の中はまだ真っ白です。この連休は風邪なのでゆっくり休養するとかは、もはやどうでもいい話です。混乱しながら、慌てて着替えて出かけました。現場に到着すると数台のパトカーが停車していました。
何度かお伺いした鈴木さんのご自宅の玄関には、たくさんの靴が乱雑にありました。警察の方が大勢います。
「鈴木さんの後見人の司法書士の原田です。」
「ああ、助かりました。」先頭で指揮を取っていた警察の方が、私を見てそう言いました。

現場のことは、あまり書きたくないので省略させてもらいます。

(2週間程前にも会ったばっかりなのに。2週間程前はお元気だったのに。)そんな言葉が頭の中をグルグル回ります。ついこの間までお元気だったこと。後見人として自分はちゃんと仕事ができていたのか。十分に鈴木さんのことをみてやれていたのか。もっと色々やれたんじゃないのか。頭の中をグルグル言葉が飛び交います。
1年以上のお付き合いです。親戚のおじさんよりも、ずっと会ったりしていた関係です。数日間最後の仕事のつもりで、バタバタしてました。緊張していたのか、混乱していたのか、不思議と悲しくありませんでした。一番始めに後見契約した時に、いずれはこの人とも別れる日が来るのだろうとは思っていました。仕事上でのお付き合いなので、葬儀に出ても涙なんか流さないのかなあ。と思っていました。

(中略)ずいぶんと時間だけが経過しました。

やっと落ち着いたので、お線香をあげさせてもらいました。
手を合わせながら「鈴木さん、こんな俺で良かったですか?こんな俺で良かったですか?」と何度も問いかけていました。
職業としての後見人。商売としての後見人。死に直面しても涙も流さず、淡々と仕事をする後見人。
でも、日誌を書いて、こうやって、落ち着いて思い出すと、突然悲しみが湧きあがってきます。こういう業務は私には向かないのかもしれません。

鈴木さんのご冥福をお祈りします。ゆっくり休んで下さい。

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2004年07月08日

風邪でダウン

講演してくれる先生を必死で探さないといけないのに、どうやら風邪のようです。昨日の夜出た熱も今朝は下がっていたのですが、夕方になってグッタリしてきました。早めに帰って寝ます。熱でたのは久しぶりなので、37度を超えると気力が萎えます(笑)。

追伸
続々と受験生から試験の報告がありますが、みなさん「また来年です(泣)。」の報告です。厳しいなあ。

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2004年07月07日

女子高生に講演??

昨日は失礼しました。昨日は時間切れと言いつつ、支部の役員会に30分ほど遅刻してしまいました。遅刻しましたので、既にいくつかの議題は終わっていました。それまでの議事録を見ると、そこには「担当 原田先生」の文字が!何だ?と焦って内容を見ると「商業高校での講演」とあります。

実はその商業高校から「司法書士の仕事について」「成年後見制度について」の内容で司法書士に講演して欲しいという依頼があったそうです。他の支部の役員も私がリーガルサポートで色々やらされているのを知っていますし、他の港区の司法書士で成年後見をやってる先生があまりいないのも知っています。当然この話は私のところに回ってきます。
商業高校ですから、断然女子高生が多いそうです。成年後見や介護といった分野から遠く離れた最近の女子高生に「成年後見制度について」話しても、誰も話なんか聞いてくれなさそうです。話に耳も貸さず、携帯でメールしたりしている女子高生の姿が容易に想像できました(笑)。

びびった私は、「誰か私以外で適任な、お話のうまい女性の司法書士がリーガルにいますから、その方に頼んでみます。」と言ってお茶を濁しました。「誰も適任者がいなかったら、最悪私がやります。」と言ってしまったので、この件に協力して頂ける先生を頑張って探さなければなりません。必死で探します(笑)。

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2004年07月05日

受験生の皆さんお疲れ様でした。

東京地方はずいぶんと暑い日曜日でした。そんな暑い中、司法書士本試験も無事(?)終了しました。問題まだ見てませんが、受験生の皆さんお疲れ様でした。ボーっとしたり、テレビや映画を見たりと、しばらく出来なかったことをやっくりやって下さい。

手応えはどうでしたか?ごく稀に完璧な出来だった方もいらっしゃると思います。ゆっくりするのもいいですけど、もし合格していたら、あとは実務の積み重ねです。時間ももったいないので、どこかの事務所で修行してみるのもいいかもしれません。修行の結果、開業ともなれば、あなたは立派なライバルです。お手柔らかにお願いします(笑)。

受験生の中には、自己採点が怖くてできない人もいると思います(気持ちは良く分かる(笑))が、落ちたら落ちたで、気分を切り替えましょう。(無理かなあ?)この時期ガリガリ勉強する人もあまりいませんし、差をつけるにはいい機会です。受験生の知識も今がピーク、各科目が有機的に繋がっているこの時期に、今まで理解が難しかった所を読み返すと「あ~なるほどね。」と納得できる部分も多いと思います。来年の合格目指してツライけど頑張りましょう。

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2004年07月02日

試験がんばれ!!

7月に入りました。あさってには司法書士試験の本番です。受かってしまえば、他人事ですが、当時を振り返ると「とにかく大変。」です。ここまで来ると受験のテクニックより、精神論になりますが、とにかく頑張って頂きたいものです。ちなみに去年の受験した大学時代の友人がまた受験します。模試の成績は今一つだったようですが、奇跡を見せてもらいたいものです。合格お祈りしてます!Sさん。

話がちょっとずれてしまいますが、この日誌はワードで1回作成してからアップしています。今、上の文章を作成していて思ったんですが、受験と変換しようとしても「授権」、奇跡と変換しようとしても「帰責」と第1変換候補が出てきます。「受かってしまえば、他人事。すっかり私はこっちの業界にいます。」みんな早くおいでね(笑)。

日曜日に試験が終わると、気の早い人は、すぐ司法書士事務所を回って就職活動です。でも現実は厳しく中々合格しないので、年内働いてまた受験生に戻る人が多いようです。しかし合格発表は11月です。試験終わってから不安な時期が長いですから司法書士事務所でバイトするのも「アリ」ですね。

ちょっと【業務連絡】
うちの事務所はスタッフ募集してますが、ちゃんとHPで確認してから連絡して来て下さい。宜しくお願いしますね。

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2004年06月30日

発狂寸前!

やっぱり昨日は無理でした。失礼しました。商用が終わったのが12時前。いくら律儀な私でも更新は無理です。体力気力ギリギリですが、今日も更新します。。。

6月も最終日となりました。ほとんどの3月決算の会社の株主総会も無事?終わったようです。これから2週間以内に登記申請となります。できあがった議事録が司法書士事務所に続々集まる時期です。会社の多い港出張所では、1年の中で1番忙しい時期となります。ちなみに登記してから、その登記が完了するまで地方の法務局だと数日で終わります。普段の港出張所は2週間ぐらいかかります。ところがさすがにこの時期ですね。今日申請した登記が完了するのが、7月16日です。明日申請分は20日になってしまいます。登記してから登記完了まで、20日かかるというのもちょっと異常な季節です。

今日はこんな時期のうえに、月末・大安でしたので、どこの司法書士事務所もグッタリしてしまった1日ではなかったのでしょうか。お疲れ様です。私は夕方ぐらいからイライラして発狂しそうでした(笑)。

司法書士受験生は今週の日曜日が試験です。本当にラストスパートの時期ですが、体調だけは崩さないように気をつけて頑張って下さい。(といってもこの直前期。受験生は読まないか(笑)。)

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2004年06月25日

法人後見委員会の罠

梅雨っぽい天気でしたね。株主総会が次々開催されるこの時期、ジメジメした地味な仕事をやっていました。

先日のリーガルサポート本部の法人後見委員会で、委員の担当が都道府県別に割り振られました。原則1都道府県に担当1人が責任をもって当たることになったので、責任が明確になりました。(今までは複数で担当。)
この担当の仕事は、リーガルの社員(司法書士)が就任している後見人の事務をリーガルサポートが法人として監督する業務が中心になります。具体的には担当する都道府県の後見人の業務資料を全てチェックし、個別に承認が必要なケースでは、契約書等を丁寧に確認していくお仕事です。地味ですけど、結構重要な役割です。
法人後見委員会では新参者ですし、これでも1番若いので、無理やり(?)大都市を担当させられました。「あそこはあまり案件ないから(笑)。」という声に背中を押されてやることになったのですが、担当してすぐ、確認が必要なファイルがどんどんメールで送られてきます。やっぱり騙されました(泣)。責任が明確な分逃げれません。後の祭です。
地味な仕事ですが、これが将来の血となり肉となるとでも思わないとモチベーション0です(笑)。

明日健康診断です。TGIF(花の金曜日)ですが、お酒を飲まずに帰ります。く~(叫)。

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2004年06月07日

バイ・チン・ショウ

先週末の考査で第3回目の特別研修が終わりました。受講されてた皆さんお疲れ様でした。
土曜日にグループで打ち上げに行ってきました。どんな飲み会になるかな(荒れるかな?)と思っていましたが、大ハシャギする前に皆グッタリしていました。考査対策で相当お疲れだったようで、早い時間で終了しました。私一人不完全燃焼でしたが、素直に帰宅しました(笑)。

考査は当初の読み通り、賃貸借がでたようで、そこそこ答案は書けた方も多かったようです。「考査は当初の読み通り、賃貸借」との予測の根拠はどこにあるんでしょう?実は、司法試験合格後の司法修習では「バイ・チン・ショウ」を徹底的に叩き込まれるそうです。(ここでいう「バイ・チン・ショウ」とはそれぞれ「売買・賃貸借・消費貸借」のことです。これが基本中の基本のようです。)
私の受けた1回目の考査は「売買」、2回目は「消費貸借」と出題されましたから、余程の事がない限りはこの「バイ・チン・ショウ」の基本から出題されるだろうとの憶測がありました。それで次は「賃貸借」との噂が流れていた訳です。ここを中心に勉強されていた方も多かったようで、違うテーマが出なくてホッとされた方も多かったんではないでしょうか。
ちなみに次の考査は来年になります。基本の3類型は出てしまいましたから、次の試験を受けられる方(多くは今年の司法書士試験合格者)は大変そうです。とはいえ、考査は合格後、まずは本試験に向けて頑張って下さい。(1ヶ月切りましたね。)

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2004年06月03日

とうとう初舞台??

今週土曜日、いよいよ第3回目の司法書士特別研修の考査があります。うちのグループ全員が受かることを祈るばかりです。研修の間、飲みにも行かず、割りと真面目なグループでしたが、考査後、やっと打ち上げです。合格発表の後に祝賀会を開こうとも思いましたが、万が一誰か落ちてたら、かなり寒いので、考査後の打ち上げです(笑)。

第1回の特別研修を受けて、簡裁の代理権を取得して1年が経過しました。この1年裁判に関する相談は、そこそこ受けましたが、まだ法廷には出てません。裁判外での解決が多かったり、訴額に比べて、司法書士報酬が割高だったりと、中々機会に恵まれませんでした。報酬を格安にしてまで、訴訟代理人となる必要はないと思っていましたが、それではいつまでたっても、法廷に立てません。研修のチューターをしながら、実際の法廷での経験を話せたらいいなあと思ったりしていました。
「そんな安い費用じゃやってられない。」と思いつづけていると、このままでは、訴訟代理人になれるとは言っても、いつまでも素人のまま。そこで「格安でもいいから、経験は積みたい。友達がトラブルに巻き込まれたら、格安でもやってみよう。」と考えを改めるようになりました。
そんな気分になったのは最近ですが、今日、とうとうトラブルを抱えた大学の同級生が事務所を訪ねて来ました。話を聞くとやっぱり裁判するのが、一番の解決法のようです。急いで訴状を作成することにしました。(この件、面白そうなので、友達の承諾を得て、内容を多少アレンジしてお伝えしたいと思います。)

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2004年05月17日

グループ研修が無事終了

先週末で第3回の特別研修の中のグループ研修が無事終了しました。受講者を合格させなければいけないチューターの重責から解放されて、正直ホッとしています。今回のチューターとして現役の他の司法書士が満足する研修を行うために、私なりに色々準備・勉強させてもらいました。およそ1年ぶりとなる要件事実の勉強でしたが、受講生以上に私自身学ぶ事の多い2ヶ月間でした。(←優等生発言すぎますね(笑)。)他のグループは知りませんが、うちのグループはこの研修期間一度も飲みに行っておりません。(予習復習が大変ですから)。6月5日の考査終了後(合否のわかる前(笑))、打ち上げに行きます。どんな顔で来るかちょっと不安ですけどね。

研修も終わりましたので、平日の夜・休日はちょっと余裕が出来ると思います。お暇な方は是非お付き合い下さい。

【業務連絡】
本来であれば、余裕ができるはずですが、そうもいかない今週の予定です。今日の午後は2時から10時ぐらいまで法人後見委員会があり、水曜日は3時から6時まで司法書士会館で無料法律相談の相談員をやらなければなりません。ご用の方はこの時間を避けて頂ければ幸いです。宜しくお願いします。

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2004年05月11日

バッチの話 つづき

ちょっとだけ昨日の続き。飲みに行く時はバッチをはずしてます。と書きました。バッチをしているとどうなるかというと、マンガの中では、たちの悪いのに絡まれた時に、胸のバッチを見て「こいつらに関ると後が大変。」と絡むのを止めるシーンがあったりします。でも実際はあまり効果はありません(このバッチが何かわからない)ので、絡まれっぱなしという事態になります(笑)。現実はマンガみたいにはなりません。
昨日は裁判所や法務局で良くこのバッチをしている人が多いと書きましたが、一番多いのは司法書士会館の中です(当たり前か)。ちなみに今日はこの司法書士会館(四谷にあります。)でリーガルサポート本会の定時総会です。いろいろな会合がここで開かれますので、夜中の四谷近辺の居酒屋には、有名な司法書士がうろうろしています(笑)。バッチ遭遇確率も極めて高いです。
良く行く居酒屋さんには、弁護士も沢山来ているようですので、お店の中はバッチだらけという恐ろしい光景に遭遇することもあります。

【ちょっと業務連絡】
今週金曜日は午後終日簡易裁判所にいます。月曜日は午後から夜中まで法人後見委員会に出席しています。日中なかなか連絡が取れませんので、ご用の方はお早めにご連絡下さい。

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2004年05月10日

司法書士のバッチ

土曜日はグループ研修でした。3回目特別研修もいよいよ大詰め、今週は2回目の裁判所見学、週末には模擬裁判があります。チューターは起案などにアドバイスしてはいけない事になっているので、うちのグループがうまく勝てるかどうかちと心配です。
2回ある模擬裁判が終わると、後はいよいよ考査です。考査に受かると官報に名前が載りますが、その後会員証が再発行され『簡裁訴訟代理関係業務認定会員』の文字が入ります。文字が入るだけでなくて、会員証の色も微妙に濃い色の物になります。(東京会は)色が濃くても何の役にも立ちません。
この会員証ですが、滅多に使う事はありません。相当しっかりした(疑り深い(笑)?)企業の登記を行なう際に提示を求められる事はありますが、それ以外ではほとんど使用しません。最近では、特別研修の出欠に利用したぐらいのもんです。

会員証の提示をしなくても司法書士だと分かる事もあります。『バッチ』です。直径1センチぐらいで銀色の縁取りがしてあって、中が金色のものです。中央には桐のマークがあります。桐のマークについては法務省の関係が深いからだと言われています。弁護士のバッチよりちょっと小ぶりです。
このバッチですが、普段一般の方のお目にかかる事は、ほとんど無いと思いますが、裁判所に行くとチラホラ見かけます。法務局に行くと、かなりの確率で遭遇します。(高確率で遭遇しますが、バッチをしている人=本職ですから、あまり法務局には行かない人たちですけど。)
法務局や裁判所で、このバッチをしているところを見られても別に構いませんが、飲みに行ったりしている時にしているとカッコ悪いので、忘れずにバッチをはずしています(笑)。

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2004年05月07日

外国会社の登記

自分で書いていて悲しくなるような支部だよりを書き終えました。特別研修もあり、特にこの3・4月の間支部としてあまり活発に活動していなかったので、内容がとても薄いものとなってしまいました。じゃあ、この業務日誌の内容は濃いのか?と尋ねられるとちょっと返答に窮してしまいます(笑)。

今日は外国会社の登記のお話。(めちゃくちゃマイナーなネタですみません。)
この業界でもとてもメジャーとはいえない外国会社です。余程の都心部でないと滅多にお目にかからない外国会社ですから、司法書士でも頻繁に扱ってらっしゃる事務所はそう多くないと思います。地方の先生だと登記したこと無いのが普通だと思います。もともと参考文献が非常に少ない分野ですから、資料として持っていたとしても商事法務研究会の出している、その名もズバリ『外国会社と登記』(法務省法務総合研究所教官 亀田哲著)しかないのが実情です。しかも相当でかい本屋にしか置いてません。(大きい本屋でも取寄せ??)
このマイナーな分野にも商法改正の影響がかなりあります。いかに勉強熱心な先生もご自分の仕事にほとんど関係が無いこの分野まで網羅されるのは難しいと思います。たぶん『外国会社と登記』も改訂版が出てないと思いますので、古いままのこの資料をベースにお話を進めると痛い目に合いますのでご注意下さい。
連合会が会員に無料配布した『改正商法とその実務対応』にはちゃんと載っていますが、外国会社で日本の株式会社類似の会社は、貸借対照表と同種のもしくはこれに類似するものまたは要旨を、日本において官報または時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲げて、公告しなければならない。(商483ノ2第1項・166条5項)などは気を付けなければなりません。また日本におけるすべての代表者の退任の場面では債権者保護手続が必要になってますので、このあたりも要注意です。このあたりも渉外を中心にご活躍の先生から見ると今更何を?と思われるかもしれませんが、多くの先生は馴染みのあまり無いところだと思いますので、この機会に条文で確認されるとよろしいかと思います。(余計なお世話か(笑)?)

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2004年04月28日

復代理申請の裏話

昨日の日誌が愚痴っぽいとの指摘がありましたが、そのとおりでございます。アドバイスとおり、思いきって休むのも大事なのも分かってます。でもねえ。。。と再度愚痴っぽくなったところで、今日は復代理申請のお話。
登記がオンライン申請になれば事情は変わってきますが、現行の登記申請は当事者出頭主義です。(過去に何度か説明しました。)要は申請書をその管轄の法務局に持って行って申請します。港区の管轄のものなら、トコトコ歩いてすぐの港出張所に行けばいいのですが、関東のはじっこの管轄とかは、申請するだけで丸一日終ってしまいます。商業登記と違って不動産登記は申請と権利証等の回収もありますから、2回行かなければなりません。
登記の内容によっては、北海道とか九州などの法務局にも飛行機や新幹線に乗って申請に行きます。
でも飛行機などを利用すると、高額な交通費・日当などが余計にかかってしまいます。お客の立場で考えると、うちが遠方の申請に行かないで、現地の先生に復代理申請をお願いしたほうが登記費用は安くなります。現地の先生とは書類のやり取りを郵送で行いますが、現地の先生が実際にその管轄法務局に行きますから、かろうじて当事者出頭主義は守られる訳です。
この復代理ですが、一応司法書士報酬の相場があります。今は報酬基準もなくなりましたから、個々の先生によって費用が違ってきます。自分の知っている先生に頼めれば良いのですが、全国各地に知り合いはいませんので、『全国司法書士名簿』に載っている先生で、その管轄法務局に近い先生に頼んだりしてます。当然高い先生、安い良心的な先生がおられます。「うそでしょ!!」みたいな請求書を送られると、『全国司法書士名簿』の該当箇所に大きくバツをつけたり、花丸をつけたりしています(笑)。

追伸
「関西方面においで。」と掲示板にお誘いがありましたが、今日関西方面の登記を復代理で頼んでしまいました。ちと残念です。

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2004年04月23日

定時総会

今日は年に1度の東京司法書士会港支部の定時総会があります。言い訳っぽいですけど、夕方5時30分から始まります。副支部長ですし、なにより司会もやらなくてはいけないので、遅刻する訳にはいきません。といいながら5時20分です。ダッシュで行ってきます(泣)。

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2004年04月19日

土日はゼミナール

案の定、金曜日は終電になってしまいました。後見人はこのぐらいタフでなければやっていけないのかもしれません。中には「明日(先週の土曜日)特別研修のゼミナールがあるので。。。」と言っていた人もいましたが、結局飲むことになってしまいました。ちょっとだけ可哀想でした(笑)。無事にゼミナール消化できたんでしょうか??
この方だけでなく、全国的に土日はゼミナールがありました。当然うちのグループもあった訳ですが、無難にこなせたかどうかチト不安です。司法修習所の教官などの弁護士が講師となって、そのゼミナールが行われるのですが、厳しい質問攻めに果たしてどれだけ耐えられたのでしょうか?「こんなの大学の民法ですよね(冷)。。。はい次の方。」など言われてなければ良いのですが。
このゼミナールが終れば、研修もいよいよ後半戦です。裁判所見学などの実務研修と模擬裁判が終れば恐怖の考査が待っています。多くの方がゴールデンウィークを返上しての試験対策となると思いますが、ひたすら頑張って下さい。

さて先週の外国人が今日も来ました。ところが、淡々と事務手続をしたため、「なぜここに来たのか?」という事を確認するのを忘れてしまいました。また今度聞いておきます。

ちなみに今日は書士会港支部の役員会です。(なんか最近飲み会が多いです。)

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2004年04月07日

海外の司法書士と世界の登記事情

昨日司法書士の歴史っぽい話になったので、ちょっと掲示板での質問にあった海外の司法書士と世界の登記事情について。この部分は参考にする資料がなくうろ覚えで書かせて頂きます。正確ではない部分もあると思いますが、ご了承下さい。
今でこそ司法書士の業務は登記・訴訟・成年後見・クレサラ等といった職域が増えていますが、ちょっと前までの「司法書士=登記」というイメージの上で説明します。このイメージでいくと司法書士は登記申請をするのが、メイン業務になります。不動産・会社について法務局に登記申請するのがお仕事ということになります。
海外での登記はどうなっているんでしょうか?一応英国系登記制度(イギリス・ニュージーランド・オーストラリア)と大陸系登記制度(ドイツ・フランス)があるようです。その他には、過去にスイスの登記簿を見たことがありますので、スイスの一部の州では登記制度があるようですし、中国などにもあるようです。
それではこれらの登記制度がある国に司法書士がいるかというと、答えは「NO」です。日本でいう司法書士の登記関係のお仕事は、ドイツではこの登記は公証人が行っているようですし、その他の国では弁護士がやっています。そもそも登記制度を採用していない国のほうが多いですから、その制度自体なければ司法書士もいない訳です。登記制度があっても公証人や弁護士の業務の一部ですから、登記に特化した司法書士という職業は、海外にないことになります。
先日、以前勤めていた会社(ロイター、イギリスの通信社です。)の最初(新卒時代)のボス(トム)がニューヨークから出張で東京に来てるというので、久しぶりに飲みに行きました。会社を辞めて以来会ってなかったので、当然「今何をやっているんだ?」という質問をされます。そもそも海外にない仕事ですので、司法書士という英語もありません。説明するのが面倒だったので、「日本独特の仕事で、ある一定分野(登記・簡裁)に特化した弁護士の一種だ。」と説明しました。トムはイギリス人なので、なんとか通じたようです(笑)。

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2004年04月06日

代書人

今日「ここは代書屋さんですか?代書してもらえますか?」という方がいらっしゃいました。私自身この「代書」という言葉を知ったのは、この業界に入ってからのことです。古くは司法書士は代書人、弁護士は代言人と呼ばれていました。明治時代の頃は、今のように全ての人が字が書けたり、読めたりする時代ではありませんでした。当時、字が書けない人に代わって字を書いてあげる職業がまさに「代書」人であった訳です。
今ではこの言葉を知っている人も少なくなりました。現在あえてこの言葉を使う場合には、「この代書屋ふぜいが!。」などと差別的に使われることが多いようです。この言葉自体あまりイメージが湧かないので、「この代書屋!」と呼ばれたとしても、あまりピンときません。(使われたことは無いですけど。)
今日来られた方は、持参された文章を自分のケースに置き換えてワープロで作成して欲しいというまさに代書の依頼です。文章は法律文書ですが、内容を検討する必要もなく、ただワープロ打ちして欲しいというものでした。パソコンもワープロも持っていないため、うちの事務所に来られたようです。
でもお話をお伺いしてみると、結局は裁判による解決しか道がないようでした。しかし、請求している金額があまりにも少額なため、我々に訴訟支援してもらうと赤字になってしまいます。しかたないので、極々簡単に本人訴訟のアドバイスをしてあげました。説明はしたものの、一般人からすると敷居の高い裁判所に行かなければ、解決できません。本人に相当な気力がないと結局のところ「泣き寝入り」となってしまいます。色々とやってあげたい気持ちはありますが、こちらも商売。うまいこといきませんね。

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2004年03月12日

業界内有名人の憂鬱

とうとう日誌をアップし始めて1年が経ちました。三日坊主になるだろうなあと思っていましたが、思ったより続いてますね。よく「継続は力なり。」といいますが、この1年間で司法書士としての力ついたかどうかは微妙です(笑)。守秘義務や倫理上の問題から、業務日誌とは名ばかりのコラムになっちゃってますけど、今後ともご声援宜しくお願いします。
日誌を継続する気力のは「日誌読んでますよ。」の一言です。メールでも何でも結構です。気軽に励ましのお便りを頂ければ幸いです。(ついでに扱って欲しいテーマまで書いて頂けるともっと助かります(笑)。)

昨日は法人後見委員会に出席してきました。思ったより早く終ったので、また委員会の皆さんと飲みに行きました。話題の中心はやっぱり特別研修。3回目を受講予定の方々はかなりナーバスになられているようです。その中で話題になったのが、この研修を受ける業界内有名人の話でした。この司法書士業界にも業界の有名人はいます。日司連(日本司法書士会連合会)等いろいろな会の役員をやられている方などは、司法書士のみんなが知っている有名人です。そんな有名な先生が、万が一不合格になったりすると、面子がありますから、大変だろうと思います。日常業務以外にも色々な会の仕事がありますから、のんびり受験勉強もできないでしょうし、落ちたら大変だし、気の毒です。
私が受けた去年は、そんな嫌なプレッシャーもありませんでした。お気軽な無名の存在で良かったなあとしみじみ思います(笑)。

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2004年03月09日

法人後見委員会委員に指名されてしまいました

只今午後9時40分。クタクタです。疲労がピークに達していながら、日誌を書く自分を誉めたいです。

さて今日の話は「法人後見委員会」。
先日リーガルサポートの本部の理事会で法人後見委員会委員に指名されてしまいました。リーガルサポート東京の役員だけでもいっぱいいっぱいなのに、さらにヘビーな委員にさせられてしまいました。「司法書士会港支部の副支部長の仕事だけでも大変なので、辞退したいんですけど。」というと、他の委員から「私は○○の支部長。」「私も○○の支部長やってますよ。」と責められてしまい、とうとう受けてしまいました(泣)。なんとかして逃げよう逃げようとしていたこの「法人後見委員会」。とにかく忙しいのです。
リーガルサポートは法人として後見人を見張る後見監督人の役割を担っています。法人が監督人業務を行うといっても、実際はこの「法人後見委員会」の委員がやります。委員会は月に1度、平日の2時から8時(実際には10時になること多し。)に開かれます。委員は当然司法書士ですから、平日の業務を切り上げての参加です。月イチではありますが、業務に支障をきたします。この激務をこなしている委員の皆さんには頭があがりません。本部の委員会ですから、北海道や関西の先生は飛行機での参加になります。10時までミーティングをやりますから、本来はクタクタのはずです。しかしながら、委員全員がその後、終電まで飲み会に参加します。委員の中では私が最年少ですが、皆さんのパワーにただただ圧倒されるばかりです。

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2004年03月03日

合格おめでとうございます。

第2回特別研修の考査の発表が先日ありました。ちょっと遅れましたが、合格された皆さん、おめでとうございます。私の知り合いも何人か受けたようですが、合格者が官報に載るまで、その人の合否がわかりません。結果を聞くに聞けず、困っています。
今月末より第3回の特別研修が始まります。東京会では受験者が多く、グループ単位での研修のチューター(講師みたいなもの)が不足しているそうです。ちなみに、チューターは考査の合格者がやることになってます。
「チューターやりませんか?」という趣旨の文書が東京会から送られて来ましたが、あの過密スケジュールを思い出すと、とてもじゃないけど、受けられないなあと思っておりました。チューターの候補の考査に合格した若い港区の司法書士は殆どがどこかに勤務しています。事務所の所長と違って、時間に制約がありますので、無理にチューターをしてもらえません。人出不足だろうなと思っていましたが、案の定東京会の理事から、「引き受けてもらえないか?」と打診がありました。他の先輩司法書士の先生方に教えられる程のノウハウがある訳ではありませんし、まだ法廷にも立ってません。しかし、断るのがヘタな「前向きに検討します。」とお返事してしまいました。こんな返事では、結局やらされそうな気がします(泣)。2年連続してゴールデン・ウィークがない悲しい事態になりそうです。
前向きに考えれば、1年ぶりにまた要件事実の勉強ができます。すごく自分のためになりそうです。。。。嘘です(笑)。

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2004年02月23日

登記申請のA4横書き実施

今日は登記申請用紙のお話。一般の方がお読みになっても、「ふ~ん。」で終ってしまうネタですが、我々司法書士にはインパクト大なお話です。
数年前より裁判所に提出する書類も定款も用紙サイズがA4版に移行していきました。司法書士の登記申請書類だけが頑固にB4版・B5版の用紙を標準としていました。しかし時代の波には勝てないようです。

2月20日、法務省から日司連に対し、平成16年7月1日から、登記申請のA4横書き実施が通告されたようです。(一応B版での申請も受理してもらえるようです。)特に不動産登記の申請はB4版二つ折りで縦書きのものを使用していますので、ほとんどの書式がそのままでは利用できません。現行の申請書作成ソフトもすぐには対応できません。B4版での申請が受理されなかったら、結構混乱するところです。(そのうちすぐに登記はオンライン申請に移行してしまうので、一瞬の出来事になりそうですが。。。)
登記簿謄本も縦書きから横書きに移行していますので、申請書類のみ縦書きの必要性は、あまりないと思っていました。でも実際に横書きになるとすごい違和感を感じてしまうと思います。業界50年のT師匠はこの通告をどう感じられるのでしょうか?

一般の方から見れば「A4でもB4でもそんなのどうだっていいじゃん。」って話ですけど、とりあえず書いてみました。今日はこれから、リーガル・サポートの役員会です。

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2004年02月17日

すごい違和感

今日はちょっと違和感を感じたこと。
司法書士という商売に限らず法律系の職業の基本はドメスティックな仕事です。もちろん一部の事務所では国際的なお仕事をされているところもありますが、大部分はやっぱりドメです。ですから、どちらかというと英語が苦手な人が多いように思います。
私は司法書士を始める前はロイターというイギリスの通信社にいたので、当時は一般の人に比べると英語に接する機会も多かったのですが、今では私の名刺には英語表記すらありません。事務所の名前も司法書士原田事務所とコテコテの日本語名です。
日本人は英語に弱いのか、あるいは憧れがあるのかわかりませんが、名刺に英語表記を入れたり、事務所名自体を英語名にしている一部の法律系の職業の方がいらっしゃいます。異業種交流会でこれらの職種の方と名刺交換した時の出来事。
差し出された名刺に思いっきり『Attorney at law』と英語が書かれていました。英語で弁護士のことなんですが、その名刺の持ち主は弁護士ではありませんでした。なんとなく違和感があったので、渡された名刺をよくよく見ると、そこには『Attorney at low』と書かれていました。自虐的にそう記載したのであれば、すごいユーモアの持ち主なんでしょうけど、どうやらそうじゃないようです。指摘すると可哀想なので、黙って名刺だけ受取りました。。。
もうお一方。
事務所名も英語風がオシャレなのか○○○○リーガルオフィスとかにされてる方がいらっしゃいました。それだけなら別にいいのですが、またまた違和感。英語名が『○○○○ REGAL OFFICE』。LEGALじゃありません。一応REGALって英単語もありますが、これは「王の」、とか「帝王の」という意味です。外国人と名刺交換される前に気づいて欲しいと思います。。。
残酷なようですが、実際本人を目の前にして指摘できませんよ。(本当に!)

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2004年01月14日

たまご

新年会は無事千代田区でやることになりました(笑)。

世間では鶏卵が問題になっているようですが、今日はたまごのお話。この業界で『司法書士のたまご』というと司法書士有資格者を指します。あまり聞きなれないこの「有資格者」ですが、司法書士試験に合格はしているけれど、司法書士登録をしていない人のことです。司法書士と名乗り、司法書士業務を行うには日本司法書士会連合会に登録をして各単位会(東京司法書士会、大阪司法書士会など)に所属しなければなりません。登録してしまうと年間20数万円の会費を払わなければなりません。
司法書士事務所の所長は当然この司法書士登録はしてますので、試験合格者といっても司法書士事務所に勤務している人は、必ずしもこの司法書士登録は必要ないのです。有資格者の中には何年も実務をこなしている人もいますから、とても「たまご」と呼べない人も中にはいます。
同じようにこの業界特有の言いまわしに「補助者」というものもあります。補助者は、無資格のスタッフのことです。もともとは、この補助者と区別をつけるためのものだと思いますが、司法書士有資格者という呼び名が定着したようです。もちろん補助者の中には、この道何十年のベテランがいらっしゃいます。新人司法書士もこのスーパー補助者にはかなわない場合もあります。日々精進あるのみです。

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2004年01月13日

『公用』

来週の金曜日に司法書士会港支部の新年会があります。この新年会の幹事なので、場所を押さえなければいけません。金曜日ということもあり、なかなか条件を満たしたお店がありません。支部には高齢の方もかなりいらっしゃるので、和食でなければいけませんし、駅から近くないといけません。また30名ぐらい入れる個室でなければいけませんし、料理もおいしくなければいけません。このままだと港支部の新年会なのに、港区外になってしまいそうです(泣)。今日1日お店に電話したりと無意味な時間を過ごしてしまいました。
副支部長の仕事も地味なもんです。

話変わって、今日は公嘱のお話。最近うちが取得した登記簿謄本に『公用』と入っていた事があったのですが、その正体のお話です。我々が普段お仕事している登記といっても私人間の登記ばかりではありません。当事者に国や東京都が入る場合もあります。普段皆さんがお取りになる登記簿謄本も、これらの当事者が取得する場合、当然無料となります。(この場合、登記簿謄本には小さく『公用』と入ります。今回はなぜかうちの事務所で取得したものに印字されてしまっていたようです。勿論登記印紙は貼ってます(笑)が、間違われたようです。謄本の中身は同じです。)
このような当事者からの集団事件を一括で受託する団体があります。公共嘱託登記司法書士協会です。司法書士がその団体の社員となり、運営しています。基本的には登録したての新人司法書士にこれらのお仕事が配分されます。ちなみに、かなり複雑な相続で戸籍を集めると厚さ2メートルになった案件では多くの司法書士が共同して1年以上かかったこともあったそうです。

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2004年01月06日

フォーク対策

年明けそうそう変化球が多くてシンドイです。ストレートど真ん中(設立とか役員変更とかの法人登記)なら楽勝なんですけど、フォーク対策に時間を費やしてます。

さて、昨日ちょっと話に出た類似商号のお話。今まで何回かこのテーマについて書いた事がありますけど、今度の商法改正でこの類似商号の規制が無くなってしまいそうです。我々現場からすると、この法改正の影響は次のようになります。まず、類似商号の調査に失敗して、顧客の希望する商号での設立登記ができなかったり、本店移転登記や目的変更登記ができなかったりするリスクは無くなります。(類似商号の調査費用はもう請求できなくなりますが(笑)。)
また目的の適否(過去に管轄の法務局によってその取り扱いが違って不便だという話はしましたが)に多くの時間を割く必要もなくなります。
さらに、海外の法人が日本に進出する場合に、本国では、『法に触れない内容なら、事業目的はなんでも構わない。』という法律のもと事業を行っている会社は、日本での事業目的の適否を気にして法人を設立しなくてはならないという事もなくなります。今までの官による規制が緩和されていく方向に進むのです。
実際はより良い方向での法改正ではありますが、いくつかの問題も含んでいます。その問題点の説明は、また別の機会にします。今日はオチがなくてすみません。

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2003年12月12日

司法書士法人

師走の1週間は長いですねえ。結構ヘトヘトです。今週末ゆっくり出来ればいいのですが、明日は司法書士会で無料相談会の相談員、あさっては研修と休めません。(ちょっと前の特別研修の状態です。)
12月中に申請できる大安は今日と18日だけとなってしまいました。それもあって、パタパタと申請に忙しい日でした。司法書士は個人事業主ですから(一部司法書士法人にしてある事務所もわずかですがあります。)、今月が一応期末です。雑務も増えてグッタリ気味です。

ちょっと話に出たので司法書士法人のお話。今年司法書士法が改正され、司法書士事務所の法人化が出来るようになりました。税務面や支店が設置できたりとで多少のメリットがあったりしますが、現実には司法書士法人はまだまだ少ないです。というのも厳しいデメリットがあるのです。
1 司法書士2名以上でなければならない。
2 全ての登記申請に司法書士法人の資格証明(勿論作成後3ヶ月以内のもの)がいる。
3 社員である司法書士は他の司法書士と無限責任を負う。
などの点があります。
司法書士が1名しかいない事務所は当然法人化できませんし(結構多いです。)、毎日行っている登記申請にいちいち司法書士法人の資格証明(1枚1000円)を添付し、原本還付するのは本当に煩わしいです。でも一番の理由は3のお互い無限責任という点がネックになっているようです。他の司法書士が高額の不動産取引に失敗してしまうと、こちらにも火の粉が飛んでくるなんて、他の司法書士が親族でもないと難しいと思います。
でも『司法書士原田事務所』よりも『司法書士法人○○○○』のほうが儲かってそうで、かっこいいですよね。

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2003年12月08日

特別研修おつかれさま

先週の土曜日に簡裁代理権取得のための特別研修の2回目の終了考査試験が終りました。2回目を受講されていた皆さん、お疲れ様でした。今更、試験の事で悔やんでも結果は変わりませんから(たぶん合格してますから)、忘年会では久しぶりのお酒に酔って下さい。ちらっと試験問題を見ましたが、明らかに今回の方が難しいような気がします。(1回目で受かっといて良かったです(笑)。)
以前港支部の研修の講師をやった際に「次回は金銭消費貸借か賃貸借が怪しい。(←1回目が売買だったので、当たり前かもしれませんが。)二段の推定も押さえといて下さい。」と2回目の試験予想をしたのですが、『ずばり当たりました。』私を信じた皆さん、ラッキーでしたね。(といっても、公示送達まで出るとはさすがに予想できませんでした。)

まだ2回目の合格発表がないので、簡裁代理のお仕事ができる先生は少ないです。そのお蔭で?他の司法書士の先生から、裁判のお仕事の紹介される事が多いです。(今のところ、裁判になる前に全部解決してますので、先週書いたように未だ法廷に立つ機会なしです。)
この分野のお仕事は、正直あまりお金になりませんが、いい勉強にはなりますので、もう少し頑張ります。

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2003年12月03日

中途半端

師走になって忘年会のスケジュールがドンドン埋まり始めました。この日誌を書き始めてから1番飲む機会が多くなりそうです。日誌が1行で終る日も多くなってしまうかもしれませんがご了承下さい。(特別研修を受けていた時のように、キリマンジャロ特集みたいな連載物があるといいんですが。。。)

以前『訴訟秘書』という優れものソフトを購入しましたという話をしましたが、今回やっとソフトが動くようになりました。実はこのソフトの事をしばらく忘れていたのですが、(裁判のお仕事をやる気が無いってことではありません(笑)。)ソフトが動かないと苦情してずいぶん時間が経つので、「どないなっとんじゃー!」と電話したのです。慌てたスタッフが急に「直接事務所で確認の作業をします。」というので、来所してもらいました。1時間程で動くようになりましたが、1ヶ月ぐらい私の苦情はどうやら放置されていたようです。この手のヘルプデスクの応対にみなさんも苦労された経験をお持ちでしょうが、基本的にイライラが募るばかりですね。

と文章も内容も中途半端ですが、忘年会第一弾に行って参ります。(すみません。)

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2003年11月27日

法人後見

昨日尻切れとんぼになってしまいましたが、リーガルサポートの会合に出席してきました。何をやらされるんだろう??と思っていましたが、リーガルサポートの『法人後見委員会』という会合でした。リーガルサポートは法人として後見監督人になっています。全国各地で後見人をやられている方々の監督を行っている部隊です。個々に承認する案件が大量にあり、3時から始まった委員会が終ったのは10時でした。あまりにも事務量が多いので、この業務をやらされるのは厳しい気がしました。しかし、途中参加したにもかかわらず、当日配布された資料の参加者にしっかりと「原田正誉」と名前が載っていましたので、今更「やっぱり辞退させて頂きます。」と伝えづらい雰囲気になっていました(泣)。
この部隊では監督業務のほかに、個人では後見人を受けづらい案件(例えば被後見人がまだ若く、後見人のほうが先に死亡しそうな場合や利害関係人に問題がある場合)に法人として後見人になる『法人後見』もやっています。
個々人の案件では、出会う事も無いようなケースを具体的に検討していきますので、実務を行うにはとてもいい勉強になりそうです。日常業務に影響がでない範囲であれば、協力させて頂きたいと思いますが、そう甘くはないようです。厳しい世界に足を踏み入れてしまいました。

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2003年11月26日

何かやらされそうです

夕方5時になると、あたりはもう真っ暗です。11月も終りに近づくと冬ですね。事務所もそろそろ暖房を入れないと寒くなってきました。
先日リーガルサポートの松井先生が日経新聞に出てましたと書きましたが、その松井先生から電話がありました。リーガルだけではなく、港支部の役員をやっているので、忙しくて無理とお伝えしたのですが、また何かやらされそうです。6時に始まる理事会に出なくてはならなくなったので、今日はここまで。何をやらされるのかはまた次回お知らせします。

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2003年11月25日

ロースクール

予想通りOB会では朝まで飲まされました(苦)。帰ろうとしたところで教授と同席になってしまい、帰るに帰れなくなってしまいました。この週末が3連休で本当に助かりました。
来年からいよいよロースクールが始まりますので、卒業後の進路がロースクールという学生が多かったです。そのせいか思ったより普通に就職という学生は少なくなってました。(就職組の多くは体育会出身者で、飲んでて楽しいのは就職組でした。企業の採用担当者も手堅い人材を確保してるなあと感心しました。)
新聞報道にもありましたように、ロースクールの中には設立の認可が下りなかった学校もありましたが、いよいよ始まります。教授もその対応に追われて大変そうです。ロースクールさえ出ていれば、司法試験に合格する訳ではないので、実際は資格試験予備校とのダブル・スクールに通うことになります。多少合格率は良くなると思いますが、厳しい事に変わりはありません。後輩の皆さんには頑張ってもらいたいところです。
学生の中には司法書士志望の学生もいました。色々質問されたので、この業界の厳しい現実をありのままに説明したところ、かなりショックを受けていましたので、彼らの卒業後の進路が変わってしまうかもしれません(笑)。(酔っていたとはいえ、ちょっと言いすぎたかなあと反省しています。)

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2003年11月19日

地方の出張

先週ちょっと時間に余裕があるような話をしましたが、最寄りの法務局も余裕があるようです。おとといの申請が2日で完了していました。通常港出張所の商業登記では、申請から登記完了まで約2週間かかります。特に忙しい6月の定時総会後の時期には3週間かかったりします。いつもこのくらいの期間で完了すると便利なのですが、そううまくはいきません。
ちなみに地方の出張所では申請した日に完了する場合もあります。不動産登記の申請では、申請と権利証などの回収で計2回法務局に行きますが、朝申請して夕方には完了する場合には、1回の出張で済んでしまいますので、とてもラッキーです。この場合朝から夕方まで時間がありますから、ちょっとした観光ができたりします。
権利証などを回収して東京に帰る場合に、申請件数が多いと権利証などがダンボール数個になる事もありますから、新幹線・飛行機の中でも権利証を盗まれないようにダンボールを持ってトイレに行ったりします。新幹線で、出張帰りのおじさんがよくやる缶ビールで一杯は当然できません(笑)。そんなおじさんを見ないように、コーヒーを飲んだりしています。
やっぱり地方の出張は、金曜日に申請して(手ぶらになります。)、その後暇になるというパターンが最高ですね(笑)。

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2003年11月14日

不幸の電話

懸案だったしんどい登記が無事完了しました。事前に登記官とずいぶん相談しましたから、そんなに心配することも無いんでしょうけど、ほっと一息です。
登記の内容が複雑であったり、法改正したてで実務の現場にとって未知の領域であったり、マイナーな登記にマイナーな通達が最近出ていたり、などなどと一筋縄ではいかない場合がたくさんあります。
そんな分野の申請を出している法務局から「○○○○法務局の登記官○○○○です。先日出された申請の件で、、、」なんて不幸の電話なんかがあったら、たちまちブルーです。判断に悩む場合には、事前に相談する事にしているので、最近はこの手の電話はありませんけど(笑)。

ちょっと業務連絡っぽくなりますので、司法書士以外の方は読み飛ばして下さい。
【登記一口メモ】
医療法人の理事長の変更登記(重任を含む)にその理事長の医師免許のコピーを添付するように最近通達が出たのってご存知でしたか??頭の片隅に入れといて下さいね(笑)。

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2003年11月13日

『月9』

先日の司法書士試験の合格発表があった話をしましたが、昨日司法試験の最終合格者も発表になったようです。大学の後輩がようやく合格しました。長い道のりだったと思いますが、おめでとうございます。
司法試験に合格すると司法修習が始まります。あの『月9』でも修習生のドラマやってますけど、あれが始まる訳です。ドラマのおかげで修習生もメジャーになりましたから、受かるまで大変だったと思いますが、ここしばらくは受かった彼には薔薇色の人生が待ってそうです(笑)。しかしながら、特別研修で数日間教えて(いじめて)もらった教官に1年半教わり続けるのかと思うとクラクラします。
この修習生には、実は国からお給料が出ます。厳しい修習時代にバイトしなければならなかったりすると研修の意味がないからというのが理由のようです。
しかし先日の日経新聞にも出てましたが、このお給料の制度が廃止になり、国からお金を借りる形式になる可能性がでてきました。国家の財政難もありますが、今後ロースクール出身の合格者の数が激増する事も影響しているようです。可哀想な気もしますが、司法書士の研修中はお給料でませんから、公平でいいのかもしれません。

色々状況は変わっていくとは思いますが、ともあれ、彼にはしっかりとした実務家になって活躍してもらいたいです。

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『月9』

先日の司法書士試験の合格発表があった話をしましたが、昨日司法試験の最終合格者も発表になったようです。大学の後輩がようやく合格しました。長い道のりだったと思いますが、おめでとうございます。
司法試験に合格すると司法修習が始まります。あの『月9』でも修習生のドラマやってますけど、あれが始まる訳です。ドラマのおかげで修習生もメジャーになりましたから、受かるまで大変だったと思いますが、ここしばらくは受かった彼には薔薇色の人生が待ってそうです(笑)。しかしながら、特別研修で数日間教えて(いじめて)もらった教官に1年半教わり続けるのかと思うとクラクラします。
この修習生には、実は国からお給料が出ます。厳しい修習時代にバイトしなければならなかったりすると研修の意味がないからというのが理由のようです。
しかし先日の日経新聞にも出てましたが、このお給料の制度が廃止になり、国からお金を借りる形式になる可能性がでてきました。国家の財政難もありますが、今後ロースクール出身の合格者の数が激増する事も影響しているようです。可哀想な気もしますが、司法書士の研修中はお給料でませんから、公平でいいのかもしれません。

色々状況は変わっていくとは思いますが、ともあれ、彼にはしっかりとした実務家になって活躍してもらいたいです。

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2003年11月04日

OSの話

あっという間に11月になりました。3月からはじめたこの日誌っぽいコラムも9ヶ月目に突入です。なんだかんだで続いてます。でも油断するとすぐ挫けそうになります。励ましのお言葉を掲示板などに書いて頂けたら幸いです。
ちなみに今日司法書士試験の最終合格者の発表があったようです。合格者の皆さんおめでとうございます。ずいぶん前からおめでとう、おめでとうと繰り返してますが、やっと最終です。これから新人研修・特別研修・ブロック研修・単位会研修・配属研修と半年程研修が続きます。働きながらこれらの研修をこなすのは大変ですが、頑張って下さい。

さて、今日は例によって成年後見の面談日です。この方とのお付き合いも半年を越えました。感覚的には近所の親戚の叔父サンに会うかんじです。この方とは仕事の関係とはいえ月一で会ってますが、この方と同い年ぐらいの私の実の叔父サンにはもうずいぶん会ってません。(20年以上??)皮肉なもんです。
面談では、OSのバージョンの話をしました。もともと理系出身の方とはいえ良く勉強されています。成年後見の現場での話題じゃないよな。と思いつつ、お元気でなによりと再確認させてもらいました。ちなみに今月は旅行にも行かれないそうです。ちょっと安心です。

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2003年10月23日

区分(レ)

商業登記では登録免許税が3万円かかる申請がいくつかあります。例えば商号変更、目的変更、本店移転、役員変更(資本金1億円以上)などです。これらは登録免許税法の別表1に記載されています。この別表に「イ・ロ・ハ・ニ・ホ…」と番号が振ってあり同一区分だと、同時に複数申請しても3万円になったりします。(例えば商号変更と目的変更は同一区分なので、同時に申請すると6万円ではなく3万円です。)

ここからはちょっとマニアなお話。
これらの区分を別表で確認するのが面倒なので、他のスタッフに「○○○○って『レ』だよね?(○○○○の登録免許税は別表の区分レに該当するよね?の意味)」とか、たまに聞いたりします。今年合格したスタッフ以外は私と同じ時期に合格してるのでその符丁で通用するので、この別表が改正されても気にしていませんでした。(イロハニの番号がずれた)
今日、今年合格したスタッフに
私「ねえ、株式併合って(レ)だよね?」
新人「え??」
私「区分(レ)で3万円だよね?」
新人「え??」
しばらく会話が噛み合わないなと思ってたら、改正後の新区分(ネ)で憶えていたようです。どうりで私が(レ)(レ)と連呼するのを不思議そうに見るはずですね。でも自信を持って「(レ)じゃなくて(ネ)です。」と言われたら私が混乱するところでした(笑)。

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2003年10月22日

訴訟秘書

今日は大安です。大安は忙しくて大変です。と以前書きましたが、今日は暇でした。忙しいのも大変ですけど、暇は暇でちょっと寂しいですね(笑)。

ようやく時間ができたので、10日ぐらい前に購入した訴訟業務支援のソフト『訴訟秘書』をインストールしました。事情聴取メモから訴状が自動作成、各種関連書式も装備され、期日管理や簡裁で取り扱いそうな判例10000件が検索できる優れものソフトです。(←私にはなんの利益もありませんが、ちょっとコマーシャル臭いですね。)インストールしたんですが、うまく作動しません。なかなか電話の繋がらないヘルプデスク(どこでもそうですね。)に連絡してみました。「ちょっと症状が特種なので、お時間下さい。」と言われ、しばらく待ちました。再度連絡がありましたが、「開発者に相談した上で、再度連絡します。」との事。いったい何時使えるようになるんでしょうか??他の簡裁の認定をまだ受けてらっしゃらない先生から、売掛金の回収の案件を紹介してもらったところなので、早速使える!と思っていたんですけど、利用できるのは未だ先のようです。

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2003年10月01日

合格発表!!

相変わらず風邪は良くなりませんが、今日は都民の日です。都内の学校などはお休みです。会社も休みだったら休息とれるんですけど無理ですよね。(まだまだボーッとしてます。)

都民の日でもありましたが、司法書士試験の二次試験の合格発表の日でもありました。
3万人弱の受験生の中で700名ほどが合格されたようです。合格者の番号は法務局に掲示され、法務省のページでも公開されています。合格点は今年は高く、だいたい正解率80%のラインだったようです。
東京法務局の掲示板にはたぶんA4サイズの紙1枚に東京の合格者の番号が書いてあるだけです。大々的に張り出してあるかと思っていた受験生の頃、紙1枚ぽっちにびっくりしました。というのも東京の試験会場は早稲田大学です。試験当日は大学のキャンパスが埋まるぐらい人がいたのに合格者はA4用紙1枚。これじゃ受からなねーやとか思いました(笑)。

合格者には直接合格通知兼口述試験受験票が普通の郵便はがきで送られてきます。(今は配達記録とかかもしれませんが昔はそうでした。)封筒にも入ってないただのはがきにちょっとビックリしましたのを覚えてます。
去年までは口述試験で落ちる人はいませんでしたが、今年は落ちる人がいるらしい等の噂もあり、筆記試験の合格者はまだまだ安心できなさそうです。とはいえ合格された皆さんおめでとうございます。油断せず、口述試験に向けて頑張って下さい。(←なんか真面目だなあ(笑)。)
試験受かっても実務やるには毎日勉強しなくてはいけませんから、この商売を選んだ以上、一生勉強することになります。気が遠くなりますが、一緒に頑張りましょう。

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2003年09月25日

印紙売りのおばちゃん

昨日から東京地方は雨です。気温も低く、秋を飛ばして冬になったようです。今年は異常気象と言われてますが、本当にそうですね。
さて今日もネタ不足のため、苦労してますが、印紙購入のお話。
我々の業界で印紙というと収入印紙か登記印紙です。俗にいう登録免許税は、収入印紙を使用します。登記簿謄本や印鑑証明書を取得する場合は、登記印紙です。(とてもマイナーですが、債権譲渡登記の申請は登記印紙です。)
収入印紙はどこの郵便局でも購入できますが、登記印紙は大きな郵便局にしか置いてありません。結構頻繁に登記印紙は使用するので、事務所を今の場所に移転するまではとても不便でした。今は目の前の東京法務局港出張所で購入できるので便利です。
法務局で購入できるので便利と言いながら、うちの事務所は法務局では購入しません。ではどうしているのでしょう?
実は毎日印紙売りのおばちゃんが事務所に来てくれるんです。おばちゃんは事務所のすぐ近くにいるので、連絡するとすぐ来てくれます。とても便利です。

便利、便利と言いながらちょっと困ったことがあります。というのも、このおばちゃんと私は趣味が同じ(パチスロ)で、近所のパチンコ屋さんで良く会ってしまうのです。
とても元気なおばちゃんなので、ホールで会うと、大きい声で「あら、先生~~!」と声をかけてきます。回りの人は変な目で見るし、ちょっと居心地が悪いです。
先日このおばちゃんが「先生ご紹介します。」とホールで声をかけてきました。見るとおばちゃんの隣りに見知らぬ人がいます。こちらは「原田先生です。」そう紹介されたので、スロットを打つ手を止め軽く挨拶しました。誰だろうと思っていると「今度来られた新しい登記官の方です。」と無邪気に紹介されました。
私「登記官?」
登記官「司法書士?」
紹介したおばちゃんはご機嫌でしたが、紹介された我々はスロットの台ので固まっていました(笑)。勘弁してね。おばちゃん。

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2003年09月18日

新しい名刺

簡裁代理権取得のための2回目の特別研修もやっと開かれるようです。東京では受講希望者が多いため、今回もくじ引きだそうです。公平のため、くじは公開形式で行われるそうです。2回目希望の先生方はとりあえず、当たりが引けるといいですね。

1回目の考査に合格した人たちは他の司法書士との区別化?を計るため、新しい名刺を作る方が多いようです。私は張りきって新しい名刺を作ろうとは思ってなかったんですが、ちょうど名刺が切れたので『簡裁訴訟代理関係業務認定会員』と非常に小さく入れることにしました。入れてみたところで、今の業務にあまり影響はないと思いますが、一応念の為(笑)。
この新しい名刺は、いつものはんこ屋さんに頼みました。そこのスタッフはわざわざ事務所に持って来てくれます。そこのスタッフが来た時、ちょうどドタバタしていたので、座って待ってもらいました。座ったところに司法書士会の『裁判もやるってか?!』という冊子が置いてあったので、彼はその冊子をパラパラ読んでいました。新しい名刺の『簡裁訴訟代理関係業務認定会員』の文字と『裁判もやるってか?!』の文字が彼に何かを訴えたのでしょうか、「これもらって帰ってもいいですか?」と言うと、その冊子を持って行きました。何かトラブル抱えているんでしょうか?もしかしたら、最初に『簡裁訴訟代理関係業務認定会員』を見た彼がお客様になるかも知れませんね(笑)。

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2003年09月11日

100年後に更正登記

不動産登記の世界で登記できる権利というと所有権・抵当権・根抵当権・質権・賃借権などがあります。これらの割とメジャーな権利に比べると地上権・地役権・先取特権・永小作権・採石権などはマイナーな部類です。(逆にいうと今あげた権利以外は登記できません。入会権など)今日マイナーな部類の登記の調査をしました。(マイナーという言葉で勉強不足を誤魔化しているような気もしますが(笑)。)

不動産登記法という法律は昭和35年に大改正されました。改正の不動産登記法は業界50年を超えているいた事務所のT大先生とかでないと知らないと思います。(ここからちょっと業界トーク。一般向けに説明しません、一般の方が知っても何の得もありませんので(笑)。)普通乙区の権利が移転する場合は付記登記で入りますけど、今調査している物件の乙区は主登記で移転してます。ものすごい違和感があったので調べてみたところ、当時は(昭和35年以前)は主登記で移転してたそうです。乙区1番で明治37年に設定され明治41年に乙区2番に移転しています。その後3・4・5・6・7・8番に移転し昭和39年にやっと8番付記1号で移転しています。昭和35年改正後は確かに付記で移転してるなあと感心しました。
ところが平成11年に乙区2番付記1号で変更登記が入ってます。内容は「共同登記変更物件」。改正後に生まれた私にはなんのことやら??というかんじです。
法務局で確認したところ明治41年の登記に遺漏があったので平成11年に登記官が職権で更正したそうです。ほぼ100年後に更正登記入れられていると私なんかにはさっぱりわかりません。
私にはすごいマイナーな事ですけど、地方の先生には常識なんでしょうか??

しかしながら100年ぶりってすごいですね。こんなの知ってる先生いたら是非掲示板に書きこみして下さい

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2003年09月08日

ショック!間違えて上書き保存!!

うちの事務所は一応社内LAN(はやりの無線LAN)を導入しています。仕事上のファイルは全員がアクセスできるサーバーに置いてあります。個々人が作成したファイルをみんなで共有して日々の業務を行っています。
私は意外とマメな性格なので、このファイルを定期的にバック・アップしています。先週の土曜日ちょっと事務所に出たので、ついでにとバック・アップを取りました。いや取ったつもりになってました。土曜出勤ということもあり、油断していたんでしょう。
今朝ファイルを読みこんだら、「あれ?あれあれ?今月のファイルが7月時点でのファイルになってる?」ちょっと不安になったので、他のファイルも見てみました。
「ガーン!」すべて古いファイルになってます。どうやら最新のファイルをバック・アップファイルに上書き保存しなければならないのに、その逆、古いファイルを新しいファイルにバック・アップしてしまったようです。間違えて削除してしまったファイルの復元は市販のソフトで復旧可能ですが、上書きしちゃったのでもう全てアウト。朝からクラクラしちゃいました。最近やった案件は既存のフォルダーがありませんから、古いデータを上書きしても影響ありません。通常業務にはあまり支障がないようです。(不幸中の幸い)
が、私の管理用のデータが飛んじゃいました。なかでもこのファイルだけは勘弁してくれというファイルがあったもんだから、さー大変です。うちのスタッフも朝から異常なテンションで不機嫌な私に驚いています。うちのスタッフはこのシステム周りが得意ではありません。ファイルのバック・アップについて、聞いても無駄かなと思っていたところ、なんと「このファイルだけは勘弁」のファイルをローカルのハードディスクにもセーブしていたようです。そっと開いてみると。。。9月の日付があります。「あああああ、良かったあああ。」
普段パソコンをもっと勉強しなさいと偉そうに言っていましたが、今日ばかりはスタッフの成長に涙しました。

P.S.
復旧に午前中一杯かかり大変でしたが、「これは日誌のネタになる。」とかすかに微笑んでしまいました。皆さんもバック・アップ・データは間違って上書きしないよう気をつけて下さい(笑)。

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2003年09月02日

太郎と次郎

港区は外国人が多いです。夜の六本木なんか日本人より、外国人のほうが多かったりします。たまに「ここはどこ?」と海外旅行に行ってるような気分になる時もあります。
統計上でも港区には多いそうです。その影響があるのかどうかはわかりませんが、外国のお客様が事務所に来られることがしばしばあります。ロイターでのサラリーマン経験がないと固まってしまうところです。東南アジア、北米、南米、珍しい場合にはアフリカのお客様もいらっしゃいます。とはいっても殆どの場合、日本語がしゃべれる日本人(当たり前ですね。)を同行しての来所です。ごくごく稀に外国人がお一人でいらっしゃる時もあります。日本語が全くお出来にならない方を接客しながら、「あれ?うちの事務所の看板は日本語だぞ?どうしてここに来てるんだ??」と狐につままれる場合もあります(笑)。その時はなぜここに来れたのか聞きませんでしたけど、次回そんな機会があれば聞いてみます。(実は漢字読めるんです。とか言われるとせっかく英語で説明した時間を返してって気分になりますよね。)
仕事の内容は不動産登記もありますが、やっぱり会社(業界でいう外国会社。外資系企業ではありません。)の登記が多いです。

今日はロシアのお客様でした。お越しになったのは2人のロシア人と1人の日本人でした。ロシア人のお名前が同じだったので、「ご兄弟ですか?」と聞いたところ、日本人の方が「この名前はロシアに多いんです。日本でいうと鈴木や田中みたいなもんです。」とお答えになると、ロシアの方(日本語ペラペラです。)が「そうじゃなくて太郎とか次郎みたいなもんで名前です。苗字じゃないです。」ときっぱり説明してくれました(笑)。毎回このくらい日本語がお出来になると助かります。

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2003年08月28日

ネタ不足だったので。

6万年ぶりに火星が大接近しても、業務日誌のネタにはなりません。スムーズに仕事がはかどるのはいい事なんですが、日誌のネタ的にはツライです。さっきからネタを考え続けて1時間が経過(泣)。最近ネタがないないといいつつも、ここまでツマル事がなかっただけにかなり追いこまれてます。

と1時間経過したところで、今日は復代理のお話。(ちょっと暴露ネタっぽくて書くのが嫌だったんですけどね。)
過去の日誌で「登記申請は当事者出頭主義ですよ。」というのは何度か触れたと思います。登記するのには不動産や会社がある地域の法務局に実際に出向いて申請をしなければなりません。支店所在地における登記など一部例外がありますが、基本は郵送不可です。
うちの事務所でも北海道から沖縄まで登記申請していますが、実際に地方に行って申請することは多くありません。じゃあどうしてるのかというと「他の司法書士に復代理」を頼んでいます。これはお客が私に登記を委任し、私が更に他の地方の司法書士に委任しているのです。(復代理といいます。)具体的には地方の司法書士に書類を郵送し、その現地の司法書士がその法務局に出頭して申請します。登記が終ると必要書類をその現地の先生がこちらに送り返してくれます。旅費・日当の問題などからよくこの「復代理」は行われています。うちも良く他の事務所に頼みますし、逆に頼まれもします。先日も本州以外の司法書士から復代理を頼まれました。「復代理の前提として類似商号の調査をお願いします。」という話だったので、類似を調べて結果を連絡しました。すると復代理の内容は本店移転。(業界関係者なら既にオチがわかったと思いますが。)

【登記一口メモ】
会社の本店移転の登記は経由申請というやり方です。旧所在地の法務局に旧所在地の申請と新所在地の申請を合わせて提出し、旧所在地で登記内容の調査が済むと新所在地の法務局に申請書が送られます。つまり本州以外の旧所在地から東京都港区に本店を移転しても、申請は旧所在地でやれば終る訳です。私の手助けがなくとも登記は完了します(笑)。

私「先生、これ移転してから、何か別の申請あるんですか?」
先生「え?役員変更はありますけど?」
私「役員変更はそちらでやって移転するんじゃないんですか?これ本店移転ですよね。」
しばらく沈黙。
先生「あっ。。。そうですね。そっち関係ないですね。ごめんなさい(笑)。」
地方じゃあんまり管轄外の本店移転やらないんですかね。このネタを日誌に書くのは気が引けましたが、ネタ不足で追いこまれていましたので(笑)。何卒お許し下さい。

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2003年08月27日

冷たい汗

来月中旬「全国一斉成年後見無料相談会」が社団法人センター・リーガルサポートの主催により全国各地で開催されます。平成12年4月1日より新しい成年後見制度が施行されてから3年が経過しましたが、家庭裁判所などの業界関係者以外にはなかなかこの制度が浸透しているとは言えない状況です。リーガルサポートでは、この機会に成年後見・遺言・相続などに関する無料相談会を開催し、より市民に成年後見制度の普及させようとしています。
地域のリーガルの担当者は、この無料相談会の内容・日程などを記載したポスター・チラシを区役所等に配布しなければなりません。

港区用の資料が今朝届いたため、今日は午前中から港区役所と港区の社会福祉協議会へ行ってきました。さすがに区役所と社会福祉協議会の担当者は、この分野に明るく、色々質問されました。私は今偉そうにリーガル・サポートの役員をさせて頂いてますが、実務的にはまだまだの段階です。会社法務の質問なら、すんなり答えられるんでしょうが(?)、なにせ成年後見。制度のことならまだしも、リーガルサポートの活動実績など具体的な数字を求められてしまい、冷たい汗をかきながら、シドロモドロで説明してきました。冷たい汗を拭きつつ、「これじゃ新人営業マンだなあ。」と数年前?の新人サラリーマン時代を思い出してしまいました(笑)。たまにはこんな経験もありですかね?

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2003年08月19日

今度は会社法?

今日日本経済新聞の一面にも出ていましたが『新「会社法」制定へ』だそうです。また改正です。商法を初めて勉強した頃の商法の原型がこれでなくなります(泣)。2005年に通常国会に提出されるそうです。
現行の商法の第ニ編に株式・有限・合名・合資・外国会社の制度がまとめてありますが、ここの部分と現行の有限会社法、監査特例法を統合して「会社法」となるそうです。今後はこの部分の改正は、商法改正ではなく、「会社法改正」になる訳ですね。取締役の責任の緩和、中小企業への規制緩和、企業再編の促進などが盛り込まれるようです。中小企業への規制緩和では、株式の譲渡制限がある非上場企業の取締役は1名でも良くなるようです。(現行3名以上)
中小企業の中には、取締役3名が社長本人・奥さん・社長の父親などで構成されている場合が多々あります。社長が離婚してしまって、後任取締役が決まらないなんていう笑えない話もこれでなくなります(笑)。
実際の実務の現場も多少混乱はあると思いますが、改正改正に振り回される司法書士試験の受験生も大変そうです。来年までに合格しないと、条文の並びが変わりますから苦しいですね。気合を入れて頑張って下さい。

P.S.
タイムリーなネタがありましたので、映画なにわ金融道のつづきは明日。

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2003年08月08日

法務局からの電話

昨日に引き続き肩の間接のあたりに鈍痛があります。明日私の誕生日なのですが、老いを感じる誕生日になりそうです。

今日、東京法務局港出張所から電話がありました。たいていの場合法務局からの電話はいい内容ではありません。最近港出張所に変な申請はしてないし、何だろう?そう言えば、ちょうど今日相次いで会社の代表印を替えましたので、法務局の担当者が混乱して電話してきたのかと思いました。
ところが、「東京法務局港出張所の○○です。今回先生は法務大臣の認定を受けられたそうで、おめでとうございます。つきましては8月18日10時より、認定証の交付を行いますので、通知書と会員証を持参の上、事務局にお越し下さい。ご都合のほう宜しいですか。」との連絡でした。認定証は普通に郵送されるもんだと思っていましたから、ビックリしました。
法務局の方から「おめでとうございます。」と言われるのも初めてですが、これが最後でしょうね(笑)。

P.S.
この間まで忙しい神様が舞い降りてしまって、四苦八苦しておりましたが、ここに来てようやく夏休みっぽい空気を感じるようになりました。回りの先生は来週1週間夏休みだそうです。羨ましい限りです。

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2003年08月06日

ささやかな祝賀会

昨日は、特別研修で一緒のグループだった人達とささやかな合格祝賀会をやりました。今後の訴訟関係業務などについて熱く語り合いました。100時間の研修中一度も飲みに行かなかった微妙な間柄ですが(笑)、有意義な時間が過ごせました。話題の中心はやはり「合否の判断基準」でした。「なんであの人が落ちるの?」とか「なんであの人が受かってるの(笑)?」とみんなで首を傾げていました。この日集まったメンバーは全員港支部ですが、先週末のセミナーにはだれも参加してませんでした。なんで欠席したか聞いたところ、「だって申込が発表の前だったから、落ちてたらツライでしょ。」なるほど納得ですが、合否未定の状態で講師を引き受けるほうがツライと思いますけど。。。
メンバーが訴訟代理人として法廷に立つ日には、是非傍聴席で応援したいと思います(笑)。
P.S.
最近支部やリーガル・サポートの役員会が多いです。今日はリーガル・サポートの担当部門会議、明日は支部の役員会です。6時から始まりますので、日誌を書いてる時間がなかなか取れません。今日もまた中途半端な内容になってしまいました。

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2003年07月31日

認定番号第101089号

今日東京司法書士会から平成15年度第1回の司法書士法第3条第2項第2号(長いなあ)の法務大臣の認定を受けた旨、及びその認定番号第101089号のお知らせが来ました。司法書士の会員証が新しくなるそうです。今の会員証はブルーですが、新しい会員証はゴールドになるんじゃないかという噂があります。(そこまで露骨には違わないと思いますが(笑)。)いよいよ訴訟業務に本格的に参入できます。(なにかありましたら、皆様よろしく。)
申し訳ありませんが、今日はこれから高校の同窓会がありますので短いですけど、失礼します。

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2003年07月29日

次回特別研修向け参考図書について

もうすぐ8月というのになかなかカラッと晴れませんね。天候は良くありませんが、考査に受かっていたので、気分爽快です(笑)。
調子に乗って、次回の特別研修と考査の対策として参考図書についてご案内します。一般の方には申し訳ありませんが、完璧に司法書士向けの内容となります。
会のほうから、いろんな参考図書の案内があるかと思いますが、通常の業務を行いながらの研修になりますので、時間的制約がかなりあります。すべての必読書に目を通すのは厳しいと思いますので、以下の5冊を揃えられるといいと思います。

『要件事実の考え方と実務』…(評価★★★★★)民事法研究会 加藤新太郎・細野敦著
『簡裁民事事件の考え方と実務』…(★★★★★)民事法研究会 加藤新太郎編
『紛争類型別の要件事実』…(★★★)法曹会 司法研修所編
『4訂 民事訴訟第一審手続の解説-事件記録に基づいて-』…(★★)法曹会 司法研修所編
『大阪簡易裁判所における民事訴訟事件の定型訴状・答弁書モデルと解説』…(★)判例タイムズ1090 大阪地方裁判所簡易裁判所活性化委員会編

それぞれの利用の仕方について
『要件事実の考え方と実務』、『簡裁民事事件の考え方と実務』は必読書。特に『要件事実の考え方と実務』は数回読んで内容を暗記して下さい。
『簡裁民事事件の考え方と実務』は、『要件事実の考え方と実務』でカバーしきれない「消費者信用関係等訴訟」、「損害賠償請求訴訟」といった部分を、補完するつもりで読んで内容を暗記して下さい。また記述で問われる可能性が高いので「第1部 簡裁民事事件の考え方」は必ず目を通しておいて下さい。
『紛争類型別の要件事実』はKg(請求原因)、E(抗弁)、R(再抗弁)、D(再々抗弁)が図表によくまとめられています。個々の要件事実の確認・暗記するのに適しています。但し、内容が高度なので『要件事実の考え方と実務』、『簡裁民事事件の考え方と実務』を理解された後で読んで下さい。この本まで理解・暗記されれば考査の事例問題は容易だと思います。
『4訂 民事訴訟第一審手続の解説-事件記録に基づいて-』は第一審手続の流れを理解するのに適しています。模擬裁判の起案の前に目を通されると良いと思います。余裕があれば読んで下さい。
『大阪簡易裁判所における民事訴訟事件の定型訴状・答弁書モデルと解説』は簡易裁判所での定型書式が充実しています。但し、この定型書式は訴訟代理人である司法書士は使わないように裁判官より指導があります。一応要件事実を確認しながら、訴状を起案する参考資料にはなると思います。試験対策向けというより、実務の初期段階向けといった内容です。

東京会では『要件事実の考え方と実務』、『簡裁民事事件の考え方と実務』をサブテキストとして研修中に使用していたグループがかなりありました。とりあえず、最低でもこの2冊は読まれた方がいいとおもいます。日々お忙しいと思いますが、研修が始まるともっと忙しくなります。8月の割と暇な時期にこれらの参考書を読んでおくと研修中だいぶ楽できますので、是非ご利用下さい。

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2003年07月28日

祝合格!

祝 考査合格!!
ありがとうございます。おかげさまで考査合格しました。これで晴れて訴訟代理人になることができます。今週金曜日のセミナーの講師を引き受けてしまった手前、落ちてたらシャレにならんなあと思っていただけに正直ホッとしました。どうやら面子は保てたようです(笑)。
東京法務局に4時に合格者が張り出され、4時30分に法務省のHPで発表ということでしたから、法務局には行かず、HPにアクセスしました。しかし、これが重い。サーバーが重くて全然見れませんでした。ようやくアクセスできた頃には他の人から「受かってますよ。」と連絡が入った後でした。
全国平均で結局70%~80%の合格率でした。東京会はちょっと他の会よりも出来が悪かったみたいです。100時間真面目に出席したことが反映されず、単純に最後の考査の出来不出来だけで決まったみたいです。試験の結果が全てみたいな状態ですので、次回受けられる方は考査がかなりのプレッシャーになると思います。しかしながら、15分の遅刻もせず、台風にも負けず、出席した甲斐がありました。


他の人はどうだったのでしょう?優秀な人で、なんでこの人が落ちちゃったの??って情報も入ってきました。合否はどうやって決めてるんでしょうね。ちなみにうちのグループは全員受かってなかったようです(泣)。祝賀会も中途半端になりそうですね。

祝合格!ということでしばらく格安で訴訟代理させて頂きます。何かありましたら、ご相談下さい。

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2003年07月22日

リーガル・サポートの役員会

人手不足の影響がまだまだ続いております。
実は1日だけ新人が入ったのですが、翌日「辞めさせて下さい。」と連絡がありました(笑)。人使い荒かったのかな?と反省するばかりです。

さて今日は成年後見を支える団体「リーガル・サポート東京支部」の役員会があります。司法書士でこの分野で活躍される方がまだまだ少ないのが現状ですので、私なんかが役員をさせて頂いています。一応企画担当となっておりますので、街頭無料相談や出前講座の企画などアイデアを出して行こうと思ってます。ただ役員会が6時に始まりますので、のんびり日誌を書いている暇は正直ないのです。
また会のほうから「成年後見に関する夜間無料相談員をやってくれ。」と頼まれました。お勤めのある方はなかなか平日の昼間に都合をつけるのは難しいですから、司法書士会館で行われる夜間無料相談は有益だと思います。夜間の相談員なんて、正直つらいのですが、これも国民の皆様のためです。頑張ります。(←大丈夫か??)

P.S.最近あまり話題にしてない簡裁代理権の特別研修の件ですが、考査の合格者が2割程度だという噂が広まっています。受かっていれば合格率は何パーセントでもいいのですが、もし仮に2割だとするとかなりツライ事になりそうです。不安な1週間です。

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2003年07月14日

司法書士の将来 その2

数年までは「司法書士=登記」でした。実体的な権利変動を正確に公示する仕事です。ほとんどの事務所では9割ぐらいが不動産登記、片手間に商業登記1割といったかんじでしょう。ところが司法制度改革などの影響もあり、司法書士の職域も変化してきました。今では[1]不動産登記業務、[2]企業法務(商業登記)業務、[3]簡裁訴訟代理業務、[4]成年後見業務、[5]クレサラ(消費者問題)業務の5分野が司法書士の職域となりました。ここまで職域が広がると事務所によっては司法書士の仕事が全然違ってきます。それぞれの分野で仕事をするために、必要とされる知識・経験はより深くなってきています。広く・浅くでは安心して仕事する事もできません。専門性が高くなった分、専門化責任・多くの注意義務が問われる事も多くなり、ある仕事で失敗するとすぐ破産させられるなんて事もでてきました。報酬の割に、リスクの高いビジネスです。
もともとの登記業務も公益性の高いものですが、成年後見を初めとして、より社会に貢献していると実感する職業でもあります。
[1][2]の分野では今後オンライン申請により状況は一変していく可能性は多いですし、[3]~[5]についてはロースクールを卒業してくる多くの弁護士と職域を争う可能性もあります。どの分野に特化していくかによって将来は大きく左右されるとも言えます。
私自身どの分野に特化すると未来が明るいのかわからないので、今はどの分野でも対応できるように(現時点では広く・浅くなってしまいますが)準備しています。よりお金儲けに走る司法書士も出てくるでしょうし、より社会に貢献しているという自分に陶酔する司法書士も出てくると思います。どの道が正解と言えません、ただ言えるのは「法令・実務に精通するために、日々努力を怠らない」司法書士の前にのみ道が開けていると思います。偉そうなことを書いてしまいましたが、陰でこっそり努力してるつもりです。(←ウソっぽい(笑)?)

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2003年07月11日

司法書士の将来 その1

昨日は失礼しました。毎日のつらいネタ探しから知恵熱がでたという噂もあります(笑)。
今日は掲示板にありがたいネタふりがありましたので、司法書士の将来についてのお話。

ここ数日司法書士試験の話題に触れましたが、司法書士試験は難しいです。自分が受かってるから断言する訳ではありませんが、大学受験の5~10倍ぐらい大変だったと思います。高校生の頃、あれだけ頑張れば、後の人生楽だったと思います(笑)。合格率2%台の国家試験は他にあまり無いですよね。(50人はいる教室で1人合格する確率ですね。)合格も3~5年の人が多いようですし、専業受験生だと1日10時間×2年は勉強しているんじゃないでしょうか。。司法書士という職業が一般の方のなじみが無いという事もあり(せいぜい一生に1回お家を購入する際にちょっと会うぐらい)、試験の難易度の割に、社会的に認知・評価されていない気がします。(弁護士・税理士などイメージし易い職業ではないですね。)
掲示板の書き込みにあったように、相当ハードな勉強をしている受験生にとっては、「ここまでこの試験に資本投下して割に合うのか?」といった疑問も当然出てくるでしょう。実際割りに合う商売なんでしょうか?(また長くなったのでつづく。)

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2003年07月07日

司法書士試験おつかれさま

昨日司法書士試験が行われたようです。受験生の皆さんおつかれさまでした。自己採点されては一喜一憂されていることと思います。また怖くて自己採点されてない方もいらっしゃると思います。口述試験(もしくは来年?)に向けて頑張って下さい。受験したであろう友人のSさんの携帯に連絡しているのですが、折り返しがありません。大丈夫なんでしょうか??
試験では90点でも合格しますが、実務では100点以外は登記できないという業界です。絶えず100点取れるような申請書を提出できるように日々神経すり減らしています。今回の試験の商業登記の書式(記述式)で役員の名前が「己野さん」だったそうです。普通取締役甲野太郎とくれば二人目の取締役は「乙野」ですが、正解は「己野」。そんな細かい事どうでもいいじゃないか。というようなところでしょうが、実務でこれやっちゃうと登記簿が汚れてしまって、(いったん錯誤による更正登記を入れます。履歴事項にはしっかり残ってしまいます。)お客には怒られる或いは関与先が1社減ってしまう悲しい場面ですね。難しい論点を限られた時間の中で消化しながら解答していかなければなりませんから、こんな「己野さん」は見落としてしまいそうです。でも注意力がいやでも要求されてしまう業界ですから、合格者は案外みんな出来てるんじゃないでしょうか。昔の予備校の模試にはそういう配慮?からか鈴木さんならぬ「鈴本さん」や甲野一郎さんならぬ「甲野一朗さん」がよくあったなと思い出しました。こんなくだらない問題がメインではなく、試験では清算型包括遺贈とか厳しい問題が出たようです。
受験生の皆さん、ちょっと一休みして、口述試験に向けて頑張って下さい

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2003年07月04日

誰にも聞けない質問

司法書士事務所によって得意分野・不得意分野は色々あります。「不動産登記」しかやらない事務所、「会社・法人登記」が中心の事務所、「裁判事務」、「破産」、「クレサラ」、「成年後見」と事務所・あるいは事務所所在地によって力を入れている分野は異なります。田舎の事務所で「うちは会社登記を中心に頑張るぞ!」といったところで、会社が少ない地方では生活していけませんし、「成年後見やるぞ!」と決めても後見人名簿に登載されていないと始まりません。また「訴えてやる!」と意気込んでも特別研修を受けて考査をパスしないと始まりません。
司法書士の仕事も色々ありますから、自分の不得意な事はそれを専門にしてる先生に教えてもらったりします。でも気軽に聞けるのはやっぱり、同期の先生です。
特種な事例の質問は、法務局や裁判所等と相談することもできますし、専門でやられてる先生に聞いても可笑しくはないです。でも初心者・受験生でも知ってそうなことは、今更誰にも聞けません。でも同期なら笑って教えてくれますし、同期には、大笑いして教えてあげます。
一般的な事務所は不動産登記が中心となりますから、会社・法人登記をしばらくやってない事も珍しくありません。今日もそんな会社法がらみの質問が同期からありました。聞くは一時の恥と言いますが、本当に誰にも聞けない質問でした。質問のやり取りを公開しようと思いましたが、同期の面目にも関ることですので、質問内容は省略させて頂きます(笑)。

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2003年07月03日

もうすぐ司法書士試験

私の特別研修が終わり、暇になったので、大学の頃のゼミの同級生Sさんに連絡を取りました。「Sさん、飲まな~~い?」すると、「こっちは直前、試験終わったら飲もうよ。」とあっさり断られました。なんのこと?と思っていたら、司法書士試験を受けるみたいです。
例年だいたい第一日曜日に予定されていますので、本当に直前です。Sさんには受かってもらいたいところですが、不況で就職困難な時代ということもあり、2~3%の狭き門。うまく突破できますやら?
司法書士試験はとにかく科目が多いです。憲法・民法・商法・刑法・不動産登記法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法の択一試験と、不動産登記法・商業登記法の事例問題をベースに申請書を書かせる、通称「書式」と呼ばれる記述式の試験が行われます。これに受かると口述試験。最終的に合格が確定するのは11月頃です。司法書士の実務に即した内容となっていますので、試験のメインは民法・商法・不動産登記法・商業登記法です。80%は最低でも取らないと受かりませんから、厳しい試験だと思います。私と一緒に試験勉強していた仲間も5年目ぐらいで諦め、皆就職してしまいました。とにかく人間の記憶力の限界に挑むような試験ですから、試験範囲をだいたいカバーできるまで2年ぐらい(専業受験生だと1日7~10時間×2年)かかります。
2年も時間を投資していますから、回収しようとさらに数年をかけてしまって、泥沼にはまってしまいます。ちまたで評判のロー・スクールに行ったほうが早いかもしれません。年に一度しかチャンスがありませんし、精神的にもクタクタ・ガタガタになってしまいますので、あまりお薦めできる試験じゃありません。
もう一度やれ!と言われて絶対やりたくないのが、司法書士試験とキリマンジャロ登山です(笑)。受かるといいね。Sさん。

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2003年06月26日

期待の大物新人

昨日、昔勤めていた司法書士事務所の人達と飲みに行きました。
司法書士試験に合格すると中央研修(2週間)・関東ブロック研修(2週間)・東京会の研修(1ヶ月)を受講しなければなりません。そして最後に、配属研修があります。期間は3ヶ月で、ベテランの先生がいる事務所に新人が割当されます。昔勤めていた司法書士事務所のT先生は業界50年のベテランですから、今年も新人が割当られたようです。
もともとこの業界で働きながら合格した人は、配属研修しても意味ないですから、この配属研修を受ける新人は決まって大学卒業して間もない本当の新人が多いです。
飲み屋にて
私「今年の配属研修始まりました?」
前の事務所のKさん「うん、今来てるよ。」KさんはT事務所の番頭さんで、40歳後半です。
私「どんな人ですか?」
Kさん「それがさー、60歳超えてるんだよ。」
私「まじですか?」
Kさん「T先生がさ、今年こんなのが来るからって履歴書見せてくれたんだよ。そしたら60歳だろ。だからすぐ『60歳じゃないですか!こんな人教えらんないですよ。』って文句言ったんだよ。そしたらT先生は『おれが二十歳の時に生まれてるんだから、若いじゃないか。』って言うんだよ。そりゃT先生からしてみれば若いだろうけど、教えにくくてしょうがないよ。」
毎年新人イビリして楽しんでいるKさんには、ちょっと扱いづらい新人?のようです。
そのせいかどうか知りませんが、Kさんはすごく悪酔いしてました(笑)。

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2003年06月11日

B5サイズ

さっきからいいネタないか、事務所をグルグル回ってます。新聞の細かい記事をさがしたり、まるで〆切に追われた4コマ漫画家のようです。
散々考えた末「申請書」の話。
ほとんどの企業で書類というとA4版だと思います。前の職場でもA4用紙以外を使うことはほとんどありませんでした。そういった世間の流れなのか裁判所に提出する書類もA4サイズに変更されましたし、公証人役場でも定款はA4サイズにして下さいという所が増えてきました。しかしながら我々の業界ではB4用紙・B5用紙を主に使用しています。ご存知のように登記簿謄本はB5サイズですし、普段の登記申請は不動産・商業登記ともB4用紙を二つ折りして行っています。
お客様が、司法書士が使用している申請書を見る機会はほとんどありませんから、司法書士の業界標準がB5サイズということをご存知ない方もいっぱいいらっしゃると思います。例えば委任状をお客にメールで送信して、プリント・アウト後押印してご送付頂くと、B5サイズの原稿がいびつな形でA4用紙に印刷されたものに押印されて戻ってくることがよくあります。(わかってらっしゃるお客様も、会社にB5サイズの用紙が無いだけかも知れません。)
ページのレイアウトもろくに出来ないのかとか、パソコンのスキルが無いとか思わないで下さい。変な業界なんです。(一応Windowsは3.0の頃から仕事で使ってました。最近の若い人は見たことないでしょうね。ちなみに日本語は使えないバージョンです(笑)。)

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2003年05月20日

裁判もやる?ってか!

特別研修もいよいよあと10日ぐらいになりました。模擬裁判に向けて資料作りもいよいよ大詰めです。最初の頃、研修のほかの方を飲みに誘っても~。と不満げに書いておりましたが、これだけ長期の研修だとこのぐらいのスタンスのほうが、無難だった気がしてきました。
考査も近づいてきましたので、グループ内で考査の話はよくでるのですが、昨日グループ・リーダー(裁判事務経験者。他のグループ・リーダーと比較してもいけてる方だと思う。)が「考査で私が落ちても笑わないで下さいよ。」と言ってましたが、「大丈夫です。あなたが落ちたらみんな落ちます。」とみんなが突っ込んでいました。最初の頃は研修にさえ出てれば認定されるという認識でしたが、今はどれだけ受かるのかな?というかんじになっています。

PS
芸能人ネタがつき、またしてもネタ探しに四苦八苦しております。
ところで、司法書士会で作成している雑誌「falo」の前号のタイトルが「ボケたらどうする?」というのはご紹介しましたが、今回のタイトルは「裁判もやる?ってか!」です。訴訟における司法書士の関与の仕方が割とうまくまとまって書いてあります。欲しいかたいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。(事務所においでになった方には半ば強制的に渡してます(笑)。)

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2003年05月19日

考査合格後

今度の週末に模擬裁判をやります。事案が結構複雑で、原告・被告どちらが有利とも言えない微妙なかんじです。ただ教材としてはとてもいいのではないでしょうか。
本来なら、準備書面・証拠申出書など作成しなければならないのですが、こうしてのん気に日誌を書いてます。
「裁判するのに司法書士さんに頼めるんですよね。」というお客様が今日お見えになりました。昔ならちょっと腰が引けるような案件でしたが、今特別研修を受けている最中だということを説明して、お急ぎでなければ認定後(考査合格後)また相談に来てもらうことにしました。考査合格後っていつになるんですかね(笑)。
この方は簡裁代理権が司法書士に付与されたことをご存知でした。そのうち登記以外のお客様もこうしてお見えになるんでしょう。

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2003年05月16日

「今度は法廷でお会いしましょう。」

昨日おとといと東京簡易裁判所に終日研修がありました。簡裁の判事の方々による講義、訴訟手続を説明したビデオの上映、実際の裁判の傍聴・レポート提出と内容の濃い研修でした。実際の裁判の傍聴も争点が多く・興味深いものを、私達の役に立つように、期日をわざわざ調整して研修に合わせて頂いたようです。
ふつう裁判を傍聴する人は、有名な事件の裁判でもない限り少ないと思いますが、今回東京会から100人が研修に出席していましたから、傍聴席に司法書士が鈴なりになっていました。当事者尋問や証人尋問に呼ばれた人は観客の多さに戸惑っていたのではないでしょうか?
普通のお兄ちゃんが被告として呼ばれているのは気の毒な気がしました。(でもお金は支払ってないみたいですけど(笑)。)
裁判が終わり関係者が退出すると、判事が歩み寄ってきて先ほどの事件の解説があり、質問にも気軽に応じて頂きました。
普通「訴えてやる!」とか「今度は法廷でお会いしましょう。」とかという台詞は嫌な感じがしますが、訴訟代理人になるであろう私達に講義を終えた判事が「今度は法廷でお会いしましょう(笑)。」とニコヤカに挨拶されました。言われても嫌な感じのしない「今度は法廷でお会いしましょう。」ってのもあるんですね。

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2003年05月14日

なぜ大安に?

今日丸1日裁判所で終日研修がありました。明日もあります。
ちょっと忙しすぎるので、続きはまた次回で!

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2003年05月06日

業務時間中に課題(泣)

昨日結局課題が終わらなかったので、業務時間中に課題を消化する始末です(泣)。
課題は建物明渡事件の訴状の作成と立替金請求事件の答弁書の作成です。この課題にそって模擬裁判を行うようです。
不慣れだとやっぱり時間ばかりかかりますね。会社設立とかのほうがよっぽど楽です。実際に実務でどれだけやるか、費用対効果で考えるとなかなか厳しそうです。(訴額20万円で10万円とかとれないですから。)顧問契約上でのサービスの一環といった位置付けになるんでしょう。場数を踏んで、要領良くやるしかないですね。
法改正がうまくいって簡易裁判所での訴額が140万円になると、通常の知り合いのトラブルはほぼ対応できそうです。場数踏んだら、任せて下さい。でも今はいっぱいいっぱいです(笑)。

PS 六本木ヒルズ効果なのか、麻布十番で道を尋ねる人が多くなりました。

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2003年05月05日

連休ってお休みのはず

課題(訴状の起案)が2つもでてて、お休みのはずなのに、事務所で訴状書いてます。
3連休ってのはうれしいけど、課題っていう罠がありました。キツイです(笑)。

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2003年05月01日

毎日グループ研修です。(はああ~)

昨日もグループ研修でした。15分以上遅刻したら大臣認定が受けられませんから、皆さん早めに集合してるようです。微妙に参加者の顔色が悪くなってきました(笑)。簡易裁判所での典型事例(消費貸借・売買・賃貸借・土地明渡しなど)ごと消化しています。(消化できてないという話もあります。)
グループ内のテキストとして「簡裁民事事件の考え方と実務」「要件事実の考え方と実務」(いずれも民事法研究会)を使用しています。他の副教材に比べると解りやすく書いてありますが、不慣れな分厳しいですね。次回出席される方は購入してはどうでしょうか?
グループ研修は、グループリーダーが中心に進めていきますから、リーダーによっては当りはずれがあるように思います。幸いうちのリーダーは前者のようです。全日程の10分の1は終わったようです。
2回目以降の研修であれば、大臣認定の考査がどんなものであるか、事前にわかりますから、対策も立てやすいと思います。私たちはいったいどんな考査があるのか現時点で不明ですので、100時間研修を受けて考査に落ちるなんて悲しすぎる事態にならないよう真剣に取り組まないといけません。

PS
毎日つらい・つらいでは読んでる方もつらいでしょうから、ちょっと一休みネタ。
2日連続で志茂田景樹を見ました。あのままで麻布十番を歩いていました(笑)。

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2003年04月30日

グループ研修

おとといからグループ研修が始まりました。研修3日目からは5~10人のグループ単位でのグループ研修です。課題が与えられてますので、その内容を吟味するといった形で研修は進みます。事務所を早めに閉めてしまったため、「おととい事務所にお伺いしましたけど、閉まっていました。」との苦情がさっそくありました。1ヶ月ほど事務所を早終いします。ご了承下さい。研修が終わって「さあ、軽く一杯いきますか?」とグループの皆様をお誘いしたのですが、皆さんまだ仕事が残っているらしく、「いまから事務所に戻りますので、すみません。」とのお返事。一人取り残されてしまいました(笑)。皆さん真面目ですね。
日付け変わって、世間ではゴールデン・ウィーク初日。研修4日目(昨日)、晴天の中、お台場に研修を受けに行ってきました。カップルや家族連れが楽しそうにしてる中、六法を持ってお台場にいる私はなんなんでしょう? この日は朝から丸一日缶詰でした。グループの親睦を図らねばとこの日も飲みに誘おうとしたのですが、「明日の立会いの準備がありますので…」とまた断られました(笑)。言い訳がましいようですが、私はただ飲みたい訳ではありません。私も暇ではないのですが、長丁場を乗りきる皆さんとの親睦が深まればという親心からであります(笑)。
今日もグループ研修です。これから予習します(泣)。

PS 事務所の近所に六本木ヒルズができました。4日間で100万人の入場者があったようで、前より人が多くなりました。私はいつ行けるんでしょうね?

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2003年04月28日

特別研修いよいよはじまる!

いよいよ始まった特別研修に昨日、一昨日と出席してきました。研修費75000円だった分、ライブ中継等設備にだいぶお金をかけてます。休み時間にはなぜか「サザンオールスターズ」の曲が流れてました(笑)。研修の内容はインターネットで公開しないようにとの御達しがありましたので、内容は割愛させて頂きます。東京の会場(日司連ホール)では2日間で遅刻者0でした。みんな気合が入ってるようです。1講義ごとに出席の確認があり、早退者がいないように見張りまでいて、がんじがらめの2日間でした。ずっと座りっぱなしでエコノミー症候群になりそうです。
今日、明日、明後日もその後も研修。課題もたっぷり出ています。安息の日はいつ訪れるのでしょうか??

PS 今日月曜日というかんじが全くしません。(体内時計的には金曜日(笑)。)

【登記一口メモ】というより訴訟一口メモです。平成15年4月より司法書士法の改正があり、法務大臣の認定を受けた司法書士は簡易裁判所での訴訟代理権が付与されます。今回の特別研修はこの法務大臣の認定を得るためのものです。認定がでると訴額90万円(改正されて140万円に引き上げられそうですが)までの訴訟代理人となれます

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2003年04月22日

「名刺がないのに職業がわかる人」

うちの事務所は道路に面した1階です。東京では選挙が近づいてきましたので、選挙カーが頻繁に通ります。正直「うるさいです。」でも1階なりのメリット(法務局にすぐ行けるとか、お客様のアクセスが楽とか)があるので、ここは我慢我慢です。
たまに我慢の限界を超える被害に合うこともあります。以前ここでちょっと触れた「名刺がないのに職業がわかる人」が飛び込み客としてくると最悪です。
事務所の前に黒塗りのベンツなんがが駐車して、そこから「名刺がないのに職業がわかる人」が「今日中に登記してくれ。」なんて来られるともう大変ですね。
今の事務所に引越す時にお客様の一人が「看板は出さない方がいいんじゃないの?」と言ってくれました。でも、そうそうそんな被害はないだろうと思っていた看板を出した初日、引越しして初めてのお客様が「名刺がないのに職業がわかる人」でした(笑)。今でこそ笑えますが、あの時はパニックでしたね。ま、こんな風に経験を積むんでしょう。たくましく成長していく様を見守って下さい(笑)。

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2003年04月21日

今週末から研修開始(鬱)

いよいよ今週末から簡裁代理権取得のスペシャル研修が始まります(鬱)。
遅刻・欠席は振り出しに戻る厳しいシステムみたいです。遅刻・欠席があると今回代理権は取得できず、次回以降またやり直しになるそうです。(この間研修の説明会がありました。)休日はともかく、平日の6時からの研修で、遅刻を認めないと言われてしまうと、どれだけの司法書士が出席できるのか疑問です。また裁判所に平日9時~5時の間見学・研修する日が2日もあり、いったいどうやって事務所を回して行くのか不安でなりません。ただただこの期間何事もないことを祈るばかりです。
適当な息抜きを最も必要とする私は、この期間のストレスをどう発散するか今から悩んでいます。平日の10時ぐらいから一緒に飲んで頂ける方募集中です(笑)。

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2003年04月18日

アナログ最前線

今日はいいネタがなかったので、昔話。
以前ロイターのサラリーマンだった話はしましたが、そこを辞めて、前いた司法書士事務所に初めて面接に行った日のお話。
事務所のT先生は当時すでに80歳を越えていらっしゃいました。
「はじめまして、原田です。」
「ああ、君が原田君かあ。」
ロイターではかなり社歴があり、君で呼ばれることはありませんでしたが、80歳の先生からしてみれば、まだまだヒヨッコ。当然「原田君」です。
その時、T先生は権利証の宛名書きをするために、ゆっくりと墨を擦ってらっしゃいました。いきなり書道ですか?何十年かタイムワープした気分でした。
ちなみにロイターには今のインターネットが普及する前から自前のネットワークがあり、今のEメールならぬ、ロイター・メールなるものを利用していました。社内にはパソコンはもとより、UNIXマシーンも数多くあり、インフラは当時としてはかなり整った環境にありました。他の会社に勤めたことがありませんでしたから、あの環境がふつうだと勘違いしていた私は衝撃を覚えました。こんな業界で果たして生きていけるのか?
デジタル最前線からアナログど真ん中(笑)。
そんな不安を感じた初日でした。

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2003年03月24日

研修その2

先週末、提携先の大阪の司法書士と飲みに行きました。
その事務所では今回のスペシャル研修に5名が応募したらしいのですが、全員クジで落ちたそうです。
本当に受けたい人ほど落ちちゃうんでしょうか?(決して私が本気じゃないという訳ではないですけど。)やっぱり競争率が高いというウワサは本当だったようです。
今日は1日債権管理回収業に関する特別措置法で1日が終わりました。

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2003年03月19日

とうとうはじまる!

つらい内容のお手紙が司法書士会から送られてきました。
100時間のスペシャル研修のお知らせです。
平成15年4月からいよいよ司法書士法が改正され、司法書士に「簡裁代理権が付与」されます。つまり簡易裁判所での代理権が認められ、司法書士が法廷に立てるようになります。
しかし、簡単には立てないわけで、この研修を乗り越えなくてはその資格がもらえないのです。
土日がつぶれ、平日も6時~9時、おまけに課題とボリューム満点です。
研修の申し込みをしても、競争倍率が高く、なかなか受けれない研修だそうです。なぜか受けれることになりましたけど。
そんな事情からか、これまた回りで受ける人がいないので、どーなるのか。そもそもこの日記は続けられるのか?という疑問もわいてきました。
6月1日に晴れて「簡裁代理権が付与」された珍しい司法書士になれるのか?
とりあえず、頑張ります。(←前向きっぽい?)

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