2004年10月08日

例の法人後見委員会です。

今日は例の法人後見委員会です。何も金曜日の夜遅くまでやらなくてもいいと思いますけど。。。これも明日の成年後見制度のためと頑張るしかありません。代わりに3連休はゆっくりしたいと思います。
これから司法書士会館に行ってきます。短いですけどこのへんで。

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2004年09月02日

全国一斉無料成年後見相談会

今日は珍しく外出が多かったので疲れました。その外出先に港区役所と港区社会福祉協議会がありました。実は今月、リーガルサポートと司法書士会共催の全国一斉無料成年後見相談会があります。各単位会で日程は微妙に異なりますが、東京では下記日程で開催されます。

①北 区 会  場:北とぴあ
     日  時:9月23日(木)10時から4時
     後  援:北区・北区社会福祉協議会
②足立区 会  場:足立区男女参画プラザ(エルソフィア)
     日  時:9月11日(土)10時から4時
     共  催:足立区・足立区社会福祉協議会
③葛飾区 会  場:堀切地区センター
     日  時:9月23日(木)10時から4時
     共  催:葛飾区・社団法人東京都社会事業医療協会
④中野区 会  場:スマイルなかの    
     日  時:9月23日(木)10時から4時
     後  援:中野区・中野社会福祉協議会
⑤新宿区 会  場:司法書士会館  
     日  時:9月20日(月)10時から4時
     共  催:東京社会福祉士会・全国女性税理士連盟東日本支部

申込先:電話03-3353-8191
(社)成年後見センター・リーガルサポート東京支部事務局まで

そんな訳で、港区の支部担当の私としては、この内容が記載されているチラシとポスターを港区役所と港区社会福祉協議会に掲示してもらうために挨拶回りをしていました。

実は去年も同じことをしたのですが、去年と今回では待遇が違いました。去年は「社団法人成年後見センター・リーガルサポートです。」というと相手は???といった様子で、ポスターを掲示してもらうのも一苦労でしたが、今回は「リーガルサポートです。」で「ああ、はいはいはい、司法書士さんのやってるやつね。」と説明しなくても皆さんご存知でした。リーガルができて4年ですけど、日々のリーガルの皆さん(特に苦しんでいる法人後見委員会の面々-私も含めて(笑)。)のご活躍でずいぶん社会的にも認知されたなと感じました。一般の方にはまだまだ成年後見という制度の知名度は低いようですが、区の担当の方々には既にお馴染みのようです。日々の苦労が報われたかんじです。

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2004年07月20日

後見人の仕事

3連休中にあったお話です。(あくまでもフィクションです。以下の記述は事実と異なる部分があります。)今回は長い話ですが、本当に面白い話ではないので、興味ない人は読み飛ばして欲しいと思います。

毎月月初めは成年後見の日という話で何度か過去に説明させて頂いた事があったかと思いますが、司法書士の通常の登記以外の仕事に成年後見という分野があります。リーガル・サポートの法人後見委員会などの話も過去にしておりますので、私がこの分野のお仕事をやっているのはご承知だと思います。

先週よりの風邪で体調がいまいちの私は、この3連休で体を休めるつもりでした。そんな連休初日のことです。1本の電話がかかってきました。
「もしもし、鈴木さん(仮名)の後見人の原田さんですか?こちら警備会社○○○○の○○です。」
「はい、原田ですけれど。」警備会社からの電話でしたので、なんだろうと思いました。
「実は鈴木さんがご自宅でお亡くなりになりました。」
「えっ?。。。」
「鈴木さんがご自宅でお亡くなりになりました。」
(まさか。。。)あまりに急なことに頭の中は真っ白になりました。鈴木さんとは、2週間程前にもお会いしたばっかりです。
聞くと警備システムが作動したので、自宅に出向いた所、倒れている鈴木さんを発見したそうです。私が鈴木さんの緊急連絡先になっていたので、すぐに私のところに電話したとのことです。
「すぐ行きます。」そう言って電話を切りました。

頭の中はまだ真っ白です。この連休は風邪なのでゆっくり休養するとかは、もはやどうでもいい話です。混乱しながら、慌てて着替えて出かけました。現場に到着すると数台のパトカーが停車していました。
何度かお伺いした鈴木さんのご自宅の玄関には、たくさんの靴が乱雑にありました。警察の方が大勢います。
「鈴木さんの後見人の司法書士の原田です。」
「ああ、助かりました。」先頭で指揮を取っていた警察の方が、私を見てそう言いました。

現場のことは、あまり書きたくないので省略させてもらいます。

(2週間程前にも会ったばっかりなのに。2週間程前はお元気だったのに。)そんな言葉が頭の中をグルグル回ります。ついこの間までお元気だったこと。後見人として自分はちゃんと仕事ができていたのか。十分に鈴木さんのことをみてやれていたのか。もっと色々やれたんじゃないのか。頭の中をグルグル言葉が飛び交います。
1年以上のお付き合いです。親戚のおじさんよりも、ずっと会ったりしていた関係です。数日間最後の仕事のつもりで、バタバタしてました。緊張していたのか、混乱していたのか、不思議と悲しくありませんでした。一番始めに後見契約した時に、いずれはこの人とも別れる日が来るのだろうとは思っていました。仕事上でのお付き合いなので、葬儀に出ても涙なんか流さないのかなあ。と思っていました。

(中略)ずいぶんと時間だけが経過しました。

やっと落ち着いたので、お線香をあげさせてもらいました。
手を合わせながら「鈴木さん、こんな俺で良かったですか?こんな俺で良かったですか?」と何度も問いかけていました。
職業としての後見人。商売としての後見人。死に直面しても涙も流さず、淡々と仕事をする後見人。
でも、日誌を書いて、こうやって、落ち着いて思い出すと、突然悲しみが湧きあがってきます。こういう業務は私には向かないのかもしれません。

鈴木さんのご冥福をお祈りします。ゆっくり休んで下さい。

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2004年06月04日

突然死

今日は、成年後見の日。継続的見守り契約を結んでいる方と面談しました。相変わらずお元気そうで安心しました。
実はつい先日、成年後見に真摯に取り組んでいらっしゃった司法書士の先生が突然お亡くなりなりました。60歳でした。今年になってからも何度かリーガルの役員会などの後で、一緒に飲んだりしていた先生なので、突然の訃報にかなり驚きました。
成年後見の現場では、寝たきりの痴呆の老人の世話で家族が疲れ果てている話はよく聞きます。そんな現場を見ていると、自分はそこまで家族に負担をかけずに、ポックリ逝きたいと思ったりしていました。(私は184センチありますから、こんな巨大なおじいちゃんの世話をするのは誰でも大変だと思いますから。)
不謹慎な話ですが、介護で疲れ果てた家族は、その老人が亡くなるとホッとするといいます。それに比べれば突然死のほうが、介護がない分負担はないといえると思います。しかしながら、自分の肉親の死を予感する事のない突然死は、残された家族に心の準備を与えません。今回の知り合いの先生の死は私ですら衝撃を受けましたから、ご遺族の方の気持ちを思うと悲しい気分になってしまいます。
ご冥福をお祈りいたします。

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2004年02月05日

予防接種

昨日の件で、トップページを少し変更しました。(NEWから「資本金1円でも株式会社・有限会社が作れます。今がチャンス!」を削除しただけという話もあります(笑)。)

月初めですので、成年後見の面談をしました。今回は病院を無断で脱出することもなく、お元気そうです。むしろ後見人の私が咳き込んでいましたので、「お大事に。」と言われてしまいました。ついではなかったのですが、ここ2、3日、咳が気になっていたので病院へ行ってきました。
今更ながらではありますが、病院にインフルエンザのワクチンが余っているというので、予防接種の注射をしてもらいました。一般には、私と同じようにワクチンが余っていたのを見つけると、すぐに注射してもらうことができます。(当たり前ですね。)しかし、これが被後見人だとそうもいきません。いくら貴重なインフルエンザのワクチンが余っているのを見つけても、気軽に後見人が被後見人に注射を打ってもらう判断をすることができません。この風邪のシーズンが終ると、今度は花粉症の時期です。最近では、この花粉症に効く注射もあるようですが、この点でも、後見人としての対応は後で後でになってしまいます。このように対応しきれない場合が多いのですが、いざ安全なはずの予防接種を受けて何かしらのトラブルが発生してしまうと、それこそ大問題です。
医療の現場での被後見人を取り巻く問題がうまく解決できるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。

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2004年01月20日

可哀想な後見人

成年後見というと自己の判断能力の低下した(ボケた)方々をサポートする制度なんですが、可哀想なケースもあります。
何らかの事情で、第三者が自己の判断能力の低下した方と契約したい場合は、そのままそのボケた方と契約を締結しても意味がありません。そのボケた方の代わりに契約を締結できる後見人と契約することになります。契約したいのにこの後見人がいない場合は、後見人選任の申立てをすることになります。後見人には親族のだれかが選任される場合もありますし、我々のような職業後見人が就任する場合もあります。
徐々にこの成年後見の制度が広まりつつはありますが、まだまだ一般の方には馴染みのない制度です。あまりこの制度を理解されぬまま安易に後見人に就任してしまうと、裁判所から連絡がきたりしてビックリする事が多いようです。結構手間がかかることもいっぱいあります。
親族が後見人になる場合に、事前に「後見人の仕事、仕組み」を理解してもらうためにリーガル・サポートでは後見人養成講座を開いたりしています。これらの講座からこの制度を理解し、後見人に就任すればあまり戸惑うこともないと思います。
しかし、第三者がボケた方と契約したいためだけに、この制度を利用し、成年後見の仕組みも理解していない親族を後見人に就任させて、契約を締結して「後は知らんプリ」では、日々介護に追われる親族からしてみると負担が大きすぎます。介護の負担の重い親族が、裁判所に振りまわされる状態は本来の制度趣旨から大きく外れてます。ボケたお金持ちの回りには、いい人だけが集まることは少ないようです。(今日はちょっと真面目すぎましたね。)

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2003年12月19日

成年後見の面談

やっと1週間が終りました。(といっても明日も研修がありますけど。)
今日は成年後見の面談にお付き合いしました。
ご本人がしっかりされているかいないのか大変分かりづらく、後見の対応をすべきか判断に苦しみそうな案件でした。何を聞いても「はい。」としかお答えしてもらえません。来年になってしまいますが、一度後見が必要かどうか医師の意見を聞いて判断しようという事になりました。
いよいよ年の瀬で、色々な案件が駆け込みであり、バタバタしっぱなしです。

ちなみに今日はこれから昔いた事務所の忘年会です。事務所のT先生はご高齢のため、参加されませんが、以前ご紹介した説教好きな番頭Kさんと飲む事になります。Kさんは1次会まではいい人なのですが、2次会から人が変わってしまいます(泣)。
「おい、金太郎(なぜかこう呼ばれてます。)、だからお前はダメなんだよお。」と何がダメか、その理由を教えてもらえないまま説教されます(笑)。
理不尽な説教はありますが、色々情報交換してきます。

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2003年12月02日

よいお年を?

今日は月一の成年後見の面談日でした。前回の病院無断外出事件がありましたので、次回からは無茶をしないように念を押しておきました。とはいえ何かあったら、すぐ後見人に電話するという病院側の素早い対応にお互い安心できたともいえます。今回の事件で評価できたのはそこだけです。
いつものように「今月は旅行の予定はありますか?」との質問に「年末年始はどこへも行きません。」とのお答え。一人で過ごすお正月は寂しいなあと思いましたが、身寄りがいないからこその成年後見という選択肢です。大変お気の毒ですが、仕方ありませんね。月一の面談日なので、かなり早いですけど、「よいお年を!」と挨拶しました。

最近この手の成年後見のネタが多いような気がしますが、メインでやっているのはあくまでも『登記』です。ちなみに今日は中間法人・NPO法人とちょっとマイナーな事をやっていましたが、無難にこなしていますのでネタなしです(笑)。

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2003年11月27日

法人後見

昨日尻切れとんぼになってしまいましたが、リーガルサポートの会合に出席してきました。何をやらされるんだろう??と思っていましたが、リーガルサポートの『法人後見委員会』という会合でした。リーガルサポートは法人として後見監督人になっています。全国各地で後見人をやられている方々の監督を行っている部隊です。個々に承認する案件が大量にあり、3時から始まった委員会が終ったのは10時でした。あまりにも事務量が多いので、この業務をやらされるのは厳しい気がしました。しかし、途中参加したにもかかわらず、当日配布された資料の参加者にしっかりと「原田正誉」と名前が載っていましたので、今更「やっぱり辞退させて頂きます。」と伝えづらい雰囲気になっていました(泣)。
この部隊では監督業務のほかに、個人では後見人を受けづらい案件(例えば被後見人がまだ若く、後見人のほうが先に死亡しそうな場合や利害関係人に問題がある場合)に法人として後見人になる『法人後見』もやっています。
個々人の案件では、出会う事も無いようなケースを具体的に検討していきますので、実務を行うにはとてもいい勉強になりそうです。日常業務に影響がでない範囲であれば、協力させて頂きたいと思いますが、そう甘くはないようです。厳しい世界に足を踏み入れてしまいました。

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2003年11月20日

無断外出

昨日「最寄りの法務局も余裕があるようです。」と書きましたが、昨日申請した設立が今日完了していました(驚)。設立の場合(確認会社を除く)は、資本金を銀行に払いこんでから、登記簿謄本が取得できるまでの間、ずっと引き出せなくなりますから、登記完了は早ければ、早いほどお客様にとっては有利です。「12月5日ぐらいには完了するかも。」とお伝えしておいたんですが、昨日の今日での完了にお客様もビックリです。

話は変わって、昨日の夜私の携帯に見知らぬ番号の着信がありました。いたずら電話かな??と思って電話に出てみると「○○○○病院です。○○さんの後見人だとお聞きしてご連絡しました。」
え??まさか??何かあったのか??
「こちらに、今入院されているのですが、無断で外出されたようで、心当たりに連絡しているのです。」と病院の方。何かあったんじゃないかと思いましたから、ちょっと安心しました。
結局その日のうちに病院にはお戻りになり、今日退院されたようです。元気なのはいいけれど、無断外出には困ったもんです。
今回は何事も無く終りましたが、成年後見をやる以上は、地方出張も控えたほうがいいかもしれません。

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2003年11月04日

OSの話

あっという間に11月になりました。3月からはじめたこの日誌っぽいコラムも9ヶ月目に突入です。なんだかんだで続いてます。でも油断するとすぐ挫けそうになります。励ましのお言葉を掲示板などに書いて頂けたら幸いです。
ちなみに今日司法書士試験の最終合格者の発表があったようです。合格者の皆さんおめでとうございます。ずいぶん前からおめでとう、おめでとうと繰り返してますが、やっと最終です。これから新人研修・特別研修・ブロック研修・単位会研修・配属研修と半年程研修が続きます。働きながらこれらの研修をこなすのは大変ですが、頑張って下さい。

さて、今日は例によって成年後見の面談日です。この方とのお付き合いも半年を越えました。感覚的には近所の親戚の叔父サンに会うかんじです。この方とは仕事の関係とはいえ月一で会ってますが、この方と同い年ぐらいの私の実の叔父サンにはもうずいぶん会ってません。(20年以上??)皮肉なもんです。
面談では、OSのバージョンの話をしました。もともと理系出身の方とはいえ良く勉強されています。成年後見の現場での話題じゃないよな。と思いつつ、お元気でなによりと再確認させてもらいました。ちなみに今月は旅行にも行かれないそうです。ちょっと安心です。

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2003年10月06日

後見人は体が第一

成年後見センター・リーガルサポート東京支部の役員の間では頻繁にメールを交換しあって情報を共有しています。今日のメールでも「やっぱり後見人は体が第一。季節柄風邪などひかぬように。」などと書いてありました。やはり後見人は被後見人よりは健康であったほうが望ましいですし、体の弱い後見人には仕事をお願いしたくなくなります。
先週から風邪が中々治らないなどと日誌に書きましたが、週末またしても寝こんでしまいました。というのも『白目がぶよぶよ』だからです。片方の目だけ赤く充血し、白目が膨らんでブヨブヨになってます。以前一度この症状がでたのですが、鏡で見ると我ながら気持ち悪いです。どうやらアレルギー性結膜炎のようです。
2・3日で治るようですが、気持ちのいいものではありません。風邪の影響があったんですかね?症状がとにかく気持ち悪いので、すごい病気になったと思って鬱になりそうです。そうでなくても家族や周りからは『白目ぶよぶよ病』などと呼ばれてますし。。。(笑)。
体の調子が悪いと本当に健康第一だなと再認識しますね。皆さんくれぐれもお体に気をつけて。

P.S.
なんか業務日誌というより闘病日誌っぽいですね(笑)。

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2003年10月02日

品川駅

今日は成年後見の訪問日。任意代理契約を結んでいる方との面談の日でした。
飲み会の席上などで「そういえば原田先生は熊本のご出身でしたよね。」「いえいえ、宮崎です。」「ああ、そうでしたね。」という会話は良くあります。九州出身だけ記憶に残っていたんだな。と普段なら気にも留めないところです。
ところが同じ内容の会話でも、被後見人との会話となると「もしかしてボケが始まったのかな??」などと一々疑ってしまいます。
継続的見守り契約という契約を交わしていますので、月に一度面談して、もしボケが始まったら裁判所に後見の申し立てをすることになっていますので、ちょっとした会話にも注意するようにしています。いろいろお話した結果、どうやら心配のし過ぎだったようです。
元気が有り余っているのか、先日新幹線が開通したばかりの品川駅に行かれたようです。
「別に特に変わったとこなんかないですよ。」とおっしゃってました。

登記の申請は当事者出頭主義だというのは以前説明しましたが、たまに関西方面などに申請をしに行く場合があります。港区からですと東京駅よりも品川駅のほうが近いので、今度から便利になりそうです。関西方面に行きたい行きたいと思っていても、そう都合よく仕事はありません。全然関係無い東北新幹線に近々乗ることになりそうです。

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2003年09月04日

イタリア旅行

今日一般の方が相続登記の件で事務所にいらっしゃいました。なごやかにお話をしていましたが、突然ロシアの方(例の太郎さんと次郎さん)も事務所に来られました。一般の方は、司法書士事務所にロシア人が現れるなんて予想してませんから、一瞬ギョっとしていました(笑)。しばらくは外国人来所率が高そうです。

今日は月に一度の成年後見の日でした。先月イタリアに旅行に行かれたので、その時の写真を見せてもらいました。
私「きれいなところですねえ。いいですねえ。」
彼「そうでしょう。このあたりは素晴らしいですよ。先生も行かれたらいいじゃないですか?」
私「…」
心の中で(「あなたに何かあったらいけないので、海外旅行は行きづらいんですよ。」)とつぶやいていました。成年後見という仕事はとてもやりがいのあり、社会に貢献している実感がありますが、身動きが取れないのがちょっとつらいですね。
サラリーマン時代の上司はハワイに移住するし、回りはとても楽しそうです。

投稿者 harada : 18:54 | コメント (0)

2003年05月02日

今日は成年後見事務

今日は成年後見事務。依頼者を面談してきました。
依頼者の話によると、私のところに依頼にくるまで、
1.インターネットで成年後見を検索。法務省のページを見る。
2.法務省に行くが法定後見と任意後見の説明をされ、区役所に行くよう言われる。
3.区役所では公証人役場に行くように言われる。
4.公証人役場で司法書士会に行くように言われる。
5.司法書士会館のリーガルサポートで登録者を紹介すると言われる。
6.やっと私に依頼する。
とグルグルたらい回しにされたそうです。
1.のインターネットの検索で運良くリーガルサポートのページを見つければ良かったんでしょうけど、成年後見制度が新しく認知されていないので、相談窓口を見つけるのが一苦労ですね。依頼者はまだインターネットで検索できたから、遠回りしても一応解決しましたけど、一般の方の簡単なアクセスには遠いようです。
面談中にうちの父親から電話があり、「今、お客様と面談中だから。折り返す」と断ってるにもかかわらず、「実はね。…・」と話続けていました。よっぽど、(「お父さん、ボケてるの?」)と突っ込もうと思いました。他人様の成年後見より、まず身内をしっかりしろという感じですよね(笑)。
言わずもがな、今日も研修です。今やってるグループ研修はグループによって時間割が違います。うちのグループは3・4・5日を連休としたため、その分平日にしわ寄せが来てますけど、グループによっては平日の負担を軽くするため、連休中に研修があるところもあるそうです。とにかく久々に訪れる休息をのんびり楽しみたいです。楽しむというより、とにかく寝ます(笑)。

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2003年04月16日

ボケたらどうする?

昨日の続きです。今日の題名は書士会が配ってる冊子のタイトルです。
事務所にいっぱいあるので、持ってって下さい。
財産目録を作成するのが大変なんですが、今回は依頼者が財産目録をご自分で、しかもWORDとEXCELを駆使して作られていたんで助かりました。(←ふつうありえないです(笑)。)

【登記一口メモ】
任意成年後見制度とは身寄りのないお年寄りが老後(特にボケがきたような場合)の不安を解消する制度です。
ボケる前(本人の意識がしっかりしている段階)に任意成年後見契約と委任契約(任意代理契約)を締結します。(公正証書によります。)自分の意識がはっきりしている段階でだれに老後の財産管理などを任せるかを決めるのです。
契約締結後どうなるかというと、具体的にはまず、1月に1度後見人になった私が委任者であるお年寄りと面談します。日常生活に支障がない場合は、それだけです。
意識がしっかりしている場合でも突然の事故などに巻き込まれ、日々の生活に支障がでてきた場合、もともとの契約内容に記載されている範囲の代理権が私に付与されます。例えば入院した病院の入院手続・病院への支払をはじめ、各種の財産管理を私がすることになります。(これが委任契約(任意代理契約)です。)当然大切な財産を管理しますので、私をチェックするために社団法人成年後見センター・リーガルサポートが後見監督人となります。
突然の事故もなく、平凡に月1度の面接をしている内に「あれ、この人ボケたんじゃないかな?」という時期がきてしまった場合、医師と相談し家庭裁判所に対し任意後見監督人の選任を申し立てます。
この時点で、任意成年後見契約がスタートします。ちょっとわかりにくいと思いますが、委任契約(任意代理契約)の段階では委任者は正常な判断ができるのに対し、任意成年後見契約の段階では委任者は正常な判断ができなくなっています。その後は委任者がこういう風に生きたい、こういう風に財産を使いたい、残したいというご本人が決めたライフ・プランにそって財産管理などを行っていきます。

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2003年04月15日

任意後見契約を締結してきました。

今日も類似商号のお客様はお見えになりません(笑)。

今日は、任意後見契約と委任契約(任意代理契約)を締結するため、委任者(依頼者)と監督人になる社団法人成年後見センター・リーガルサポートの代理人の先生と公証人役場に同行しました。平成12年にできたばかりの制度で、また港区で初めて社団法人成年後見センター・リーガルサポートを関与させての契約締結ということもあり手探り状態でここまできましたが、契約締結後、依頼者に「ようやくこれでホッとしました。」と言われました。
私が港区での契約締結1号となりましたが、新しいこの制度が知られていないだけで、必要とされる方はまだまだいらっしゃるように思います。司法書士の事務の負担が重く、なかなかやってくれる司法書士の先生があまりいらっしゃらない点も今後の課題としてあるように思います。また財産があまりない方がこの制度を利用し易くする点もなんとかして行かなければなりません。
「ホッとしました。」という言葉を裏切らないよう頑張ります。
今日はちょっと真面目な話でした。明日はこの制度を解説します。

と、ここで全体を読み返しました。文章堅すぎですね。だからって読み飛ばさないで下さい。

投稿者 harada : 12:00 | コメント (0)

2003年03月12日

今日は成年後見

今日も昨日に続いて不慣れシリーズ。
成年後見は司法書士業務の中では新しい部類に入るから、あんまり慣れてる先生も少ないんじゃないかなあ。
回りでやってるって話もあんまり聞かないしね。
だからって不慣れなのを正当化してる訳じゃないですけど(笑)。
今回は、後見契約の内容をつめてきました。
単発で終わる仕事が多い司法書士の仕事の中では珍しく継続的な業務です。
社会に貢献してるなあと実感する業務でもありますしね。
おいおい成年後見についてもHPにアップして説明していきます。
ある程度業務を簡単に解説した「ボケたらどうする?」というタイトルの冊子がありますので、ご希望の方はご連絡下さい。

PS
司法書士でCGI詳しい人なんていないよね。ページ作り苦しいです。はあ~。

投稿者 harada : 12:00 | コメント (0)