ひよっこ支部長の司法書士ブログ  by 司法書士法人ファルコ

東京都港区の司法書士原田正誉のブログ 会社設立、新会社法対応、遺産相続登記、抵当権抹消手続等の司法書士事務所の仕事をブログでご紹介

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2017年10月19日

セーシェル共和国のAFFIDAVIT

セーシェル共和国のAFFIDAVITについて

最近、セーシェル共和国に本店がある会社が、日本に進出することになりました。会社の形態は株式会社。本国の代表者はシンガポール在住の日本人です。

租税回避のため、セーシェルが本店となっているだけで、実際のオペレーションは、シンガポールです。
セーシェルは、イギリス連邦の加盟国です。ケイマンと同じですね。

シンガポールには、当然セーシェルの領事館はありません。AFFIDAVITを取得するのに、一番手っ取り早いのは、セーシェルに行くこと。インド洋に浮かぶ楽園ですから、海が好きな人にとっては、最高の国。でも実際はシンガポールから離れられません。

シンガポールの英国領事館でセーシェル共和国のAFFIDAVITを日本人の代表者が取得できるのか、色々なウェブサイトを見てみました。

情報がどこにもありません。仕方ないのでBritish High CommissionのHPからメールにて問い合わせしてみました。2日後、

Dear Masataka

Hello please see link below to contact the FCO who will advise you.

https://www.gov.uk/government/organisations/foreign-commonwealth-office


Regards.
Ross W
GOV.UK
Government Digital Service

こんなお返事が。

早速FCOに問い合わせしてみると、

Any foreign (Non-UK) Documents cannot be legalised by our office and will be rejected.  Foreign documents should be legalised by the country of origin and any emails relating to foreign documents will be deleted without a reply.

こんなお返事が自動返信されてきました。。。

すると今日、こんなメールが送られてきました。

Dear Masataka Harada,

Thank you for your email. I’m afraid I can’t help with your enquiry; I would advise contacting the British High Commision in Singapore to see if they can assist you, however I do not believe they will be able to issue documents for you.
Sorry I can’t be of more assistance.
Kind regards,
Danial Smith

ご丁寧なお返事ですが、セーシェルは、イギリス連邦の加盟国ですが、英国のシンガポール領事館は協力してくれないみたいです。

投稿者 harada : 2017年10月19日 14:14