ひよっこ支部長の司法書士ブログ  by 司法書士法人ファルコ

東京都港区の司法書士原田正誉のブログ 会社設立、新会社法対応、遺産相続登記、抵当権抹消手続等の司法書士事務所の仕事をブログでご紹介

前のページに戻る

« オンライン申請の普及のためとはいえ。。。 | メイン | 本来あるべき官報の姿 »

2008年07月14日

特ダネ記事の出来上がり!

めちゃくちゃ頭痛。ストレスが原因なのか不規則な生活が原因なのか不明ですが、正直シンドイっす。

過去にもありましたが、決算公告サボリが露見し、ニュースになっております。

B―CASカード会社、財務内容公表せず 会社法違反 (2008年7月9日朝日新聞)
 デジタルテレビの視聴に必要なB―CAS(キャス)カードを独占的に発行する「ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」 (東京都)が設立以来、会社法に違反して財務内容の公告を怠っていた。

 同社は、放送局から委託を受けて放送局の費用負担でB―CASカードを発行し、 電機メーカーに支給している。00年の会社設立からの累計の発行枚数は4402万枚。 アナログ放送が打ち切られる2011年以降は同カードなしでテレビを視聴するのは不可能になる。

 公共性が高い業務を担う同社だが、これまで売上高や利益、 剰余金などの財務データをまったく公表してこなかった。会社法は、定時株主総会の終結後遅滞なく、 貸借対照表などを公告しなければならないと定め、公告を怠ると過料に処すと規定している。

 朝日新聞の取材に同社は未公表だったことを認め、2日、 貸借対照表と損益計算書を自社ホームページに開示した。03年度20億円、04年度33億円、05年度61億円、06年度81億円、 07年度99億円を売り上げ、最近は年4億円前後の利益を確保していた。

以前 「決算公告1度もなし」という近未来通信に関するブログを掲載しましたが、今度は公共性の高いB―CASカード会社での失態。

こんな書き方をすると酷い失態のようですが、詳しくは上記ブログを読んで、中小企業の実態を知って頂きたいと思います。

 

今後、ちょっとでも疑惑のある会社があったら、新聞記者の方々は、

1 その会社の登記簿謄本を取得するかオンラインで閲覧でもして、会社の公告する方法が何か調べる。

2 官報であれば、およそ2年分のデータを、電子公告となっていれば登記簿謄本上のURLを調べる。

3 ほぼ間違いなく決算公告はなされていないので、

「○○○○社、過去に1度も公告せず。」
「○○○○社、会社法違反」

の記事出来上がり(笑)。

中小企業のほとんどが違反しているといっても、違反は違反。疑惑のある会社を酷い会社だと報道するには、 非常に手っ取り早い方法であります(笑)。

マスコミが煽るだけ煽って、ビビッた中小企業が一斉に官報公告を始めるとどうなるでしょう。

久しぶりに問題。さて上記のように、 中小企業が一斉に官報公告を始めると、その官報のページ数は?(あくまでも、入手できるデータをもとに、私が独断で計算したものです。)

A 60P
B 600P
C 6000P
D 60000P


 人気ブログランキングにてご確認下さい。

 

どんだけ~なページ数です。計算式は次回詳細を。

 

投稿者 harada : 2008年07月14日 20:31

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://shihoushoshi.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1088