ひよっこ支部長の司法書士ブログ  by 司法書士法人ファルコ

東京都港区の司法書士原田正誉のブログ 会社設立、新会社法対応、遺産相続登記、抵当権抹消手続等の司法書士事務所の仕事をブログでご紹介

前のページに戻る

« 東京登記実務協議会対策委員会 | メイン | 政治家のスキャンダル 姫井氏も »

2007年08月30日

司法書士をかたった悪質商法

先日の問題、解答が間違えておりました。正解は、C 公園で楽しくお話「公園ホステス」でした。失礼しました。

気を取り直して、悪質商法のお話。ついに司法書士もかたられました。


悪質商法被害者からさらに詐取 (平成19年8月27日毎日新聞)

 仙台市泉区山の寺、無職、磯目憲一(27)▽同市若林区霞目、無職、佐々木直哉 (33)の両容疑者を、同市内の20代女性から計120万円をだまし取った詐欺容疑で逮捕したと25日に発表。 磯目容疑者は昨年12月~今年1月、「以前70万円で販売した布団を返品し、クレジットの支払いもなくせるが、訴訟費などが必要」 ともちかけ、現金50万円などをだまし取った疑い。佐々木容疑者は2月、 磯目容疑者から依頼された司法書士をかたり、「早く裁判して還付金を受け取るには金が必要」 などと70万円をだまし取った疑い。磯目容疑者は以前務めていた訪問販売会社で、この女性にローンを組ませ高額で布団を売りつけていた。

いつかはこんな日が来ると思っていましたが、とうとう司法書士を語る犯罪の登場です。弁護士をかたる犯罪はありましたが、 司法書士ですか。。。

被害額が簡裁の代理権の範囲内というのがリアリティーのあります。これらの容疑者は、司法書士の簡裁代理を知っていたんでしょうね。 こんなマニアックな詐欺は勘弁してもらいたいもんです。

「早く裁判して還付金」という部分はチンプンカンプンな言い訳ですが、この女性は現に騙されていますので、第2、 第3の犯罪が出る前に、司法書士会も注意を呼びかけたほうがいいかもしれません。

高齢の方にこの手の悪徳商法の被害者は多いんですが、この被害者は20代。高額布団のローンは組まされるは、50万円、 70万円と騙し取られてしまっています。詳しい内容はわかりませんが、手口が巧妙になっているんでしょうね。

もしかしたら、高額布団の購入者リストも世に出回っているのかもしれません。身の回りにそんな人がいたら、注意してあげて下さい。

投稿者 harada : 2007年08月30日 09:15

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://shihoushoshi.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/919