ひよっこ支部長の司法書士ブログ  by 司法書士法人ファルコ

東京都港区の司法書士原田正誉のブログ 会社設立、新会社法対応、遺産相続登記、抵当権抹消手続等の司法書士事務所の仕事をブログでご紹介

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2007年07月18日

振り込み詐欺 あの手この手

今日は法人後見委員会ならぬ登記実務協議会に出席、明日は支部長会に出席と夕方にのんびりブログを更新している時間はなさそうです。

相変わらず振り込め詐欺のニュースが続きます。まずは裁判所のHPより。

裁判員選任を装った悪質行為についてご注意ください
 最近,電話で「裁判員に選任された。連絡等の必要があるので,住所,氏名,家族構成,職業などを教えて欲しい。」などと嘘を言って, 個人情報を聞き出そうとする悪質事例がありました。
 まだ,裁判員の候補者を選ぶ段階になっていませんので,「裁判員に選ばれた。」などといった連絡が来ることはなく, 裁判員に選ばれたとして個人情報をお尋ねすることもありません。そのような連絡があっても, 個人情報を教えることのないようご注意ください。


 裁判員制度に関する不審な電話やメール,郵便物等が送られてきた場合には, 最寄りの裁判所,検察庁にご相談ください。

裁判員候補者への呼び出しは平成20年の初冬。それまでに裁判所から連絡はないとされていますが、一般の方の認識は 「裁判員制度が始まるらしい。」程度のもの。仮に呼び出しが平成20年の初冬頃だと知っていても、詐欺師に 「平成20年初冬の裁判員制度導入に先立ち、今年8月に複数回の模擬裁判を行います。模擬裁判での裁判員候補者として選任されましたので、 お知らせします。」とか「裁判員としての適正を調査するため、次の質問にお答え下さい。」とか「秘密裏に行いますので、 第三者に口外しないで下さい。」とか「日当は1万円となっておりますので、振込み口座の登録をお願いします。」とか「日中、 連絡の取れる電話番号をお教え下さい。」だとか「緊急時のご家族の連絡先を教えて下さい。」とか、。。。。

「裁判員は日当が出る」、「第三者に口外できない」、「緊急の連絡先」、「適正調査」 なんて通常のいかがわしい電話が全て本当に聞こえてしまう裁判員制度。巧妙な手口はいくらでも考えられそうです。

こちらは日弁連からの情報提供。
弁護士かたる架空請求増加(7月12日 産経新聞より)

 弁護士の名前をかたって「民事訴訟通告書」 などの書面を送りつけられたという相談が、日本弁護士連合会(日弁連)に相次いでいる。架空請求に結びついたケースも多い。日弁連では 「本当に弁護士からの問い合わせかどうかは日弁連に問い合わせればわかる」としており、 心当たりがない場合は相談するよう呼びかけている。日弁連(電)03・3580・9841(代表)。  

こちらはいつものパターンの延長でありますが、騙される人がいる限りこの手の犯罪はなくなりそうにありません。

田舎のご両親、おじいちゃん、おばあちゃんに今一度ご注意を!

投稿者 harada : 2007年07月18日 09:09

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