業務日誌から知る登記簿謄本の取り方

初めての人でも大丈夫。登記簿謄本の取り方についてご紹介します。

前のページに戻る

« はじめに | メイン | インターネットで登記簿の閲覧ができるって本当ですか? »


2004年10月28日

商業登記簿謄本(会社の謄本)を取り方を教えて下さい。

登記簿謄本が欲しい会社の所在地を管轄する法務局(登記所)で取得できます。 管轄がわからない場合法務局・地方法務局所在一覧にある法務局に電話して聞くこともできます。 また登記・供託インフォメーションサービス でも調べられます。(画面左下の「申請窓口の御案内」の不動産・商業登記についてをクリックし、 都道府県を選択するとわかるようになっています。法務局の地図もみれますのでプリントアウトしておきましょう。) 登記簿謄本は法務局が開いている時間でないと取れません。平日の午前8時30分~11時30分、午後1時~4時30分の間に行きましょう。

またお急ぎでなければ郵送による取得も可能です。またわざわざ遠くの法務局に出かけるのも大変ですから全部郵便で済ませることができます。 その場合は、登記事項証明書申請書に申請事項を記載し、返信用の切手と封筒を同封して謄抄本を送付してもらいます。 普通郵便で送ってだいたい一週間かかります。電話・FAX等で請求することはできません。

また最近ではコンピューター化された一部の法務局で他の管轄の登記簿も取得できるようになりました。(登記情報交換システム) 例えば東京法務局港出張所で札幌法務局や那覇地方法務局管内の登記簿を取得することができるようになりました。 わざわざ遠くの法務局に行かなくても、お近くの法務局で他の管轄の登記簿謄本が取得できますので、便利ですね。

ただし全ての法務局でこのシステムを利用できませんので、事前に法務局に電話で確認しましょう。 また正確な会社の商号、本店所在地または会社法人番号がわからないと利用できませんのでご注意下さい。


1.謄本

登記事項証明書交付申請書(登記簿謄本抄本申請書)(←ここからダウンロードできます。)にあなたの名前と住所を記載し、 取得したい会社の商号、本店の所在地、法人番号を記載します。取りたい請求事項に印をつけて受付窓口に提出します。 手数料は1通1000円です。(交換システムを利用した場合は1通1100円です。10枚を超えるものはその超える枚数10枚ごとに200円を加算します。 商業登記簿では、取りたい「区」だけを取ることもできます。例えば、役員を知りたい場合は、役員区のみを取得することができます。 株式会社の会社登記簿の区には商号区、目的区、株式・資本区、役員区、会社支配人区、支店区、会社状態区、登記記録区等があります。

2.閲覧・要約書

コンピューター庁では現行の商業登記簿の閲覧に代わる制度として登記事項の摘要を記載した書面を登記事項要約書として交付しています。 ブック庁では登記簿の閲覧ができますので、不動産登記と同じように自分の調べたい会社の商号と本店所在地を記載し、閲覧申請書を受付に提出し、 名前を呼ばれたら閲覧室に入室しましょう。手数料は1通500円です。5枚を超える物はその超える枚数5枚ごとに100円を加算します。

投稿者 harada : 2004年10月28日 01:21