株式会社設立・合同会社設立・東京都・港区・司法書士原田事務所

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2003年07月23日

思いっきり類似商号です。

昨日は予定通り、リーガル・サポートの役員会に出席しました。結構本格的な会合でビックリしました。参加された皆さんお疲れ様でした。 さて最近よく話題になるOCR用紙ですが、また「OCR用紙だけ作成して下さい。」というお客様がいらっしゃいました。有限会社の設立のお客様で、定款の認証も済み、銀行の保管証明書もあり、OCR用紙以外が全て揃ってました。商号は、今流行のローマ字商号です。よくあるアルファベット3文字の組み合わせなので、心配になってきました。私「類似商号の調査はされましたか?」お客「調査済みです。」私「該当の商号だけじゃなく、日本○○○○とか○○○○ジャパンとか調べました?」お客「調べたと思います。。。」 【登記一口メモ】例えば「株式会社CAT」という商号を調査する場合、「株式会社シーエイティー」とか「株式会社シーエイティー・ジャパン」とか「日本シーエイティー有限会社」とか調べなくてはいけません。ただこの場合「シーエイティー」だけではなく「キャット」も同じように調べなくてはいけません。蛇足ながら「猫」は類似に当たりません(笑)。 私「アルファベット読みだけではなく、英語読みの○○○○も調べましたか?」お客「調べてません。」私「今日はもう時間が遅いですから、明日類似を見ておきます。OKなら申請しときます。」というやり取りがありました。そして翌日。やっぱり類似ありました。しかも目的が思いっきり2個かぶってました。メインの目的なので、もうこの商号は無理です。公証人にこの内容を伝え訂正してもらうことになり、銀行の保管証明も改めて再発行してもらうことになりました。訂正して申請するのに結構時間がかかると思ってましたが、あっという間に書類が整い、無事申請することができました。幸いなことに看板、パンフレット、名刺、封筒などまだ手配していなかったので、被害は最小限に食い止められました。ま、結果オーライですね(笑)。

投稿者 harada : 2003年07月23日 07:19

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