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2003年04月09日

英語力って

新聞に載っていましたが、昨日バグダッドでロイター通信の記者が被弾し、4人が死傷したようです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私はこの仕事に就く前はロイターのサラリーマンでした。死傷した記者が私の知り合いかどうか現時点ではわかりませんが、お悔やみ申し上げます。さてロイターの話が出たので今日は英語の話。ロイターでは上司は外国人でした。社内文書・メール(今のインターネットを利用したものではなく、ロイター自社がもつネットワークを介したものです。90年前半では既に利用していました。)・会議・研修などもすべて英語でした。また1日に目にする文章のほとんどが英文でしたから、当時はどっぷり英語漬けでした。しかし、会社を離れてこれだけ経ちましたから英語力もすっかり鈍ってます。さらに当時と業界が違いますから、使用する単語も全然違うので、ますますわかりません。以前しょっちゅう使っていたCBOT, CME, LME, LIFFE, DAX, Forexなどの経済畑の単語にお目にかかることはなくなり、代りにサラリーマン時代の会話には出てきたこともない登録免許税(registration license tax)、同時履行の抗弁(plea of simultaneous performance)などの単語が出てくるようになりました。また法律文書は堅いものが多いですからさらにしんどいです。例えば定時株主総会議事録などにある「代表取締役 X は定款の規定に従い議長となり、開会を宣するとともに直ちに議事の審議に入った。」という文章も下記のようになります。 X , representative director has became chairman according to the stipulations of the articles of incorporation and declared the opening of the meeting and started the deliberation. 「stipulations」とか「deliberation」なんて単語はサラリーマン時代1回も使いませんでした。もっと簡単な表現を使えばいいと思うのですが、この手の文書はお高く、お堅いようです。今日、ある外資の社長秘書から「先生、議事録の英訳はこれでいいでしょうか?」などと質問され、結局添削しましたが、心の中では「秘書さん、あなたのほうが私なんかよりずっと英語できるんだよ。」とつぶやいていました(笑)。 【登記一口メモ】定時株主総会議事録はMinutes of Annual Meeting of Shareholders 取締役会議事録はMinutes of Meeting of Board of Directors です。

投稿者 harada : 2003年04月09日 07:07

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