« 平成25年度司法書士試験問題 | メイン | 平成25年度簡裁訴訟代理等能力認定考査問題 あれから10年 »
2013年09月02日
「NEET株式会社(仮)」に司法書士の有資格者??
ニート300人が取締役になる「NEET株式会社(仮)」の追加情報
<六大学卒はザラ、司法書士や会計士も…> (2013/8/31 日刊ゲンダイ)
(略)今後、ゲームや映像コンテンツの制作など、いくつかの事業に絞る。メンバーは各自の希望で、いずれかに関わる。1日何時間働くか。 報酬はどれくらい欲しいか。その待遇は、事業ごとに一人一人異なる。NPOは事業ごとに、収益の数%を受け取る。 いわゆる事業部制のイメージ。そうなると、法務や経理など裏方も必要だろう。
「集まったメンバーには司法書士や会計士などの資格を持った人もいて、彼らが法務や経理を希望しているので大丈夫」(略)
ニートとはいえ、実際には、色々な資格を持った方がいるようです。それ自体は別に驚くことではないのかもしれませんが、 司法書士の資格を持った人がいるというのは、ちょっと驚き。
食っていけるいけないは別として、司法書士は、他の士業と比べてかなり独立し易い資格です。NEET株式会社の法務を希望しないでも、 別の生き方があるように思ってしまうのは、私だけでしょうか。
前回この集合体が必ずしも株式会社である必要はないんじゃないかみたいな記事を書きましたが、 この集団で何かやらかすというインパクトを考えると、やはり株式会社しかないのかもしれません。
株式会社だとすると、やっぱり普通の会社ではあまりない「取締役の人数」になりますから、取締役会の開催だとか、 株主総会の開催だとか色々苦労はでてくると思いますが、司法書士の資格を持った法務マンがいるとすれば、 登記を含めて何とか乗り越えられるのかもしれません。
とはいえ、取締役会議事録への出席取締役の押印は、相当苦労しそうですね。
投稿者 harada : 2013年09月02日 18:46