ひよっこ支部長の司法書士ブログ  by 司法書士法人ファルコ

東京都港区の司法書士原田正誉のブログ 会社設立、新会社法対応、遺産相続登記、抵当権抹消手続等の司法書士事務所の仕事をブログでご紹介

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2009年07月21日

住所のお話

今日は住所のお話。(一般の方向け)


あなたの自宅の住所が仮に「東京都港区東麻布三丁目6番5号」だとすると、自分の住所を書く時、どう書かれますか?

「東京都港区東麻布三丁目6番5号」と書く方は、たぶん司法書士。

「東京都港区東麻布3丁目6番5号」と書く人は、気真面目?

「東京都港区東麻布3-6-5」と書く人が一番多いのではないでしょうか?

どうして司法書士が「東京都港区東麻布三丁目6番5号」みたいな書き方をするか

それは「東京都港区東麻布三丁目」までが地名、固有名詞だからです。司法書士のお仕事で住所を記入する場合は、まず間違いなく 「東京都港区東麻布三丁目6番5号」と書きます。

六本木を6本木、四谷を4谷としないのと同じ理由です。


でも区役所や市役所が発行する印鑑証明書や住民票に「東京都港区東麻布3丁目6番5号」と丁目を漢数字ではなく、 アラビア数字で記載されているのを見たことがある方もいるはず。

東京23区だとアラビア数字で記載する区役所のほうが多いと思います。

じゃあ区役所が間違ってるんでしょうか?


印鑑証明書における住所の表記について (中野区のHP)に説明がありました。

アラビア数字で記載するのは間違いじゃないのかという問い合わせに

「住民登録法のもとでの先例である 『住居表示に関する法律の施行に伴う住民登録の取扱い』 (昭和37年5月29日民事甲第1448号)による住民票上の横書きの場合の記載例は、アラビア数字となっている。これは、 横書きの場合はそうした表記が慣習であり、能率的であることから取られた措置であると考えられる。したがって、 固有名詞という概念からすれば、漢数字による表記をすることが適当と考えるが、便宜、アラビア数字による表記をしても差し支えない。」

と回答されています。

便宜認められた運用ということですね。


なんでこんなネタを突然書いたかというと、うちが申請した不動産の登記簿謄本に記載された所有者の住所が「3」 丁目とアラビア数字で記入されていたから。

一般の方なら「どーでもいいじゃねえか。」という部分ですが、丁目のアラビア数字に、ものすごい違和感があります。

P.S.

まだ風邪治ってません。。。

投稿者 harada : 2009年07月21日 17:49

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