ひよっこ支部長の司法書士ブログ  by 司法書士法人ファルコ

東京都港区の司法書士原田正誉のブログ 会社設立、新会社法対応、遺産相続登記、抵当権抹消手続等の司法書士事務所の仕事をブログでご紹介

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2009年02月25日

田沼意次的な司法書士事務所

田沼意次(たぬまおきつぐ)をご存じでしょうか?

徹底した重商主義政策、賄賂政治といえばこの人、田沼意次。別に今日が田沼意次の命日という訳ではありません。 (命日は1788年6月24日)

田沼意次の政治的手腕は、後に評価されるようになりましたが、彼が失脚した後、白河藩主松平定信による寛政の改革は、 中学校で習うくらい有名です。

田沼意次は知らなくても、寛政の改革を行った松平定信ならご存知でしょうか。

日本史の教科書(資料集?)には、下記の落首が掲載されていたと思います。(なにぶん四半世紀前の記憶なので。。。)

田や沼やよごれた御世を改めて 清くぞすめる白河の水
白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき

別に政治家を批評するつもりはありません。

 

ただこの「田沼」と「白河」をブラック司法書士事務所、 クリーン司法書士事務所と読み替えるとなかなかのもの。

 

司法書士の新人研修では、徹底した「白河」教育が行われます。そういった教育を受けた新人は、就職先でも当然「白河」 を求めるはずです。

しかし徹底した重商主義政策、キックバック経営の事務所に就職したら、どうでしょう。

新人ながら、

田や沼やよごれた御世を改めて 清くぞすめる白河の水

と感じるはず。

もちろん過度なゲートキーパー法の順守を考えると、思わず

白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき

と思ったりもしますが(笑)。

いずれにしても懲戒になるキックバック、補助者立会はご法度。いくら重商主義でも

田や沼やよごれた御世を改めて 清くぞすめる白河の水

の基本は忘れてはいけません。司法書士は「白河ですよ、白河。」

新人司法書士による寛政の改革に期待します。

 

投稿者 harada : 2009年02月25日 20:41

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