ひよっこ支部長の司法書士ブログ  by 司法書士法人ファルコ

東京都港区の司法書士原田正誉のブログ 会社設立、新会社法対応、遺産相続登記、抵当権抹消手続等の司法書士事務所の仕事をブログでご紹介

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2004年09月15日

刑の執行

今日これから祝賀会です。これから楽しもうと思ってるところですが、多くの新聞やテレビで取り上げられたので、ちょっとだけ昨日のニュースのお話。

「宅間死刑囚の刑の執行」
あまりにも突然な印象を受けた方も多いと思います。現在平均すると死刑の執行は年2~3回あります。今回のようなニュースはあまりありませんから、日本で実際に死刑の執行がなされているという事もご存知ない方もいらっしゃると思います。

死刑の執行は取り返しがつきませんから、刑の執行は十分慎重になされます。それだけの理由ではないでしょうが、通常は死刑判決確定から刑の執行まで10年はあるところです。日本には現在、執行されていない死刑囚が60人ほどいるようです。このような今までの例を考えると、宅間死刑囚も執行まで10年以上はあるところです。
ところが今回は事情が違いました。事件の残虐さや社会への影響、被害者の親族の感情や世論などを考慮に入れた結果なのでしょう。今までにないスピードで刑が執行されました。

司法書士は法務省と非常に関係の深い職業です。当然今回の事に対して、批判的な意見も述べられませんし、積極的・肯定的な意見も述べられません。このことについてどうこうというコメントは今回控えさせて頂きたいと思います。

「死刑の是非」、本来はこのテーマだけで本になりそうなくらい議論されているところですから、単純に今日の日誌でどうだとも言えません。議論されている内容も深く、容易に結論も出ません。色々な意見があります。テーマが大きい割には、自分の意見が述べにくいため、薄い内容になってしまいました。失礼しました。

投稿者 harada : 2004年09月15日 12:00