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2003年09月24日

実は大変なことに

司法書士のメイン業務に不動産の売買の立会いがあります。Aさんの不動産をBさんが買う場合、Aさんの物件に設定されている抵当権を抹消し、AからBへ所有権を移転し、Bの物件にBが借りた銀行ローンの抵当権を設定します。ほとんどの場合Bさんがローンを組んだ銀行に関係当事者が集まります。関係当事者はAさん、Aが借入していた銀行の担当者、Aの仲介業者、Bさん、Bが借入れる銀行の担当者、Bの仲介業者、司法書士などです。10名ぐらい集まる場合もあります。司法書士はその場で何をするかというと、1.物の確認 2.人の確認 3.申請意思の確認をし、必要書類を揃え、登記申請します。今日はそんな立会いに出なくてはならない日でした。ところが、朝一で不動産の仲介業者の方が慌てて連絡をしてきました。仲介業者「あの~、実は大変なことになりまして。。。」なんとなくピンときました。私「どうしたんですか?」仲介業者「じつは売主さんの権利証が見つからないのです。昨日から探してもらっているんですけど。」私「は~~(ため息)。」仲介業者「今日中になんとかなる裏技ありませんか?」私「あ り ま せ ん。」仲介業者「やっぱり保証書ですか?」私「そうなりますね。取引も延期ですね。」仲介業者「はあああ。。。(深いため息。)」おとといまで権利証があったので、仲介の担当者も私もすっかり安心していました。絶対探せば出てくると思うのですが、こういう時に限っていくら探しても見つからないもんです。朝一で立会いの延期になりましたので、最悪の事態は免れました。どういうのが最悪かというと、関係者10名が勢ぞろいしている時に権利証がない場合です。過去に何度かありましたけど、ガックリします。今日は朝から夕方までこの件に振りまわされてしまいました。傘が無いところに雨には降られビショビショになったりとグッタリの一日でした。

投稿者 harada : 2003年09月24日 06:34

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